3頁

平和だからと 明日もそうだと思えるかい?

例え 予兆があったとしても

恐らく 大抵の人は否定するさ


だって 人に銃口を向ける自分を 想像できるかい?

だって 銃口を向けられる自分を 想像できるかい?

だったら 今は 平和なんだ


こんな小さな村でさえ

山深い猛る理由のない村でさえ

銃声は 悲鳴を上げるんだ


この子が どこの子なのか

この人が 誰なのか

昨日 何で喧嘩したか分るような村でさえ


それでも 銃弾の嵐は 吹き荒れるんだ

村の誰が 血に染まると思う

やり切れない涙は 村を溺れさすほどに


それが 戦争だから?

だから 人々は 銃を持つのかい?

敵に向かって 引き金を引くのかい?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る