第21話
7月に入り、期末テストも無事終わったある水曜日の放課後。
牧さんはなんとか学校に通えるようになった。まだ、クラスの教室には入れないが日々頑張っている牧さん。
「今日も瀬尾君の家に行っていい」
「もちろん。何かする、ゲームとか」
「いろいろしたい」
手を繋ぎながら、コンビニを物色している。
デザートを少し買って、コンビニをあとにする。
家に着いて、俺はキッチンに向かい飲み物などを用意する。牧さんはさきに部屋に向かった。
俺も向かうと、牧さんが床に正座していた。
「正座しなくて、いいんだよ。春香」
俺たちはコンビニで買ってきたプリンを口にいれる。
俺たちはゲームなどをして楽しんだ。
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