◇第7話◇宣言(次男の入院)
次男が体調を崩し入院した。
*
今までも色々あって
自分の小さな器では
その度に溢れてしまって
絶望して
泣いて
泣いて
泣いて
膝をついて
泣いて
だけど どうしようもないから
諦めたらそれで終わりだから
自分が何とかするしかないから
此処まで何とかきたけど
今回は
もう本当に
(本当にって何が本当なんだろ)
つくづく疲れ果てた、って思った。
消えれるものなら消えたい、と思った。
何処まで続くんだ、って。
もう、もう、嫌だ、って。
死にたいとは思えなかった。
死というものにすら逃げれない自分が、堪らなく苦しかった。
死ねば楽になれるかも、ということすら信じられずに。
そこにすら救いを求められない自分に吐き気がした。
だってそうでしょう。
せめて、死んだら楽になれるって、それを信じられたら(少なくともわたしは)
逃げ場が(それが思い込みでも)あると思えるのに。
それが幻想にすぎなくても。
生きていても苦しい。
死んだって、そこにあるのは眠りでなくて
” 無 ” だとしか思えない。
いや ” 無 ” ですらなく、そこに救いを、逃げ場を、感じられない、なんて。
虚しくて
息が、できなくて
のた打ち回って
そうして
今も、のた打ち回っていて
苦しくて
でもなんか
猛烈に
たまらなく
猛烈に
悔しくなってきて。
運命というものがあるなら
それが自ら切り開いていくものでも、わたしにとって、それはいつも残酷で皮肉なもので。
でも
だから尚更このまま諦めたら、運命に負けを認めたことになるから。
もうとうの昔に負けてるのかもしれない。
負けたまま、ぶちっと途切れるように終わるのかもしれない。
人生も運命も公平なものではないから。
そんな優しいものではないから。
けど
だから
だから。
強がりでもいい。
最期まで
運命に
人生に
喧嘩、売ってやる。って
思った。
*
力の限り
全身全霊で
抗い続けてやる。
絶望しても
限界値越えても
未練がましく
しがみつくように。
*
こんなこと書きながらも
いや、多分
こうして鼓舞してないと
折れてしまいそうだから
今だって。
でもだから
宣言する
此処で
此処に
叫ぶように
吼えるように。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
*この頃のこと*
この時の次男、風邪から肺炎を起こしていて、症状自体はまだそこまで出てはなかったけど、熱が高かったこともあり、受診しました。
そうしたら、お医者さんから「肺炎を起こしていて、このままでは容態が急変しかねないから」と設備の整った病院へと緊急搬送。
そのまま入院となったのでした。
次男は小さな頃から、あまり身体が丈夫ではなくて、まだ幼児の頃、急性髄膜炎での入院もありました。
(最近では一時透析もありましたし)
子供達が怪我や病気になると、何よりも堪えますね。。。
だから今でも子供たちに望むことは、どうか健康で……ということです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます