第152話約束の北海道旅行 そしていつもの日常

約束の北海道旅行 そしていつもの日常

約束の北海道旅行、そしていつもの日常


 前期試験も終わり、夏休み。

塾の夏季講習の前半が終わると、2人で北海道旅行、楽しみにしながら塾のバイト。

そして、旭川と富良野、美瑛。

北海道に着いて、さっそくレンタカーを借り、次の日、やっと念願の動物園デートができた。

そして、旭川醤油ラーメンとジンギスカンを堪能、ホテルでたっぷり愛し合って、体に力がはいらない軟体動物純をなんとか起こして、まだロレツが回ってないけど、ささえながら車の助手席に、旭川を出発し富良野方面へ。

地平線が見えそうな、畑?花畑?が一面に広がる雄大な景色。

時々運転を純と変わってもらって俺も景色を眺める。

純が運転中は純を触れないからつまらないけど・・・俺が運転している時は純をおさわりしてしまう・・・

純は別の方に意識が・・・目をつぶっちゃうから景色が見れない~って‥・ごめん。

走っていると、ところどころ景色が綺麗なところで止まって、あたりを見渡して、そして白いとうもろこしとメロンとアイスクリーム、2人で食べると一層おいしい♡

富良野のキングクイーンホテル、あのジャンサインで泊ったホテルと同じ系列らしけど、こっちは観光地だからなのか、広くて豪華な気がする。

ホテルの敷地内には、いろいろ変わった散歩道に小さなお店があって 不思議な世界観が楽しめる。

そしてバイキングディナー。

2人とも、盛り上がってテンション高め・・・部屋に入ってお風呂からずーっと2人とも裸のまま×××、純の体はもう準備OK、あれからずーっと薬を飲んでるから、もうそのまま×××、もういろんな***でずーっと×××・・愛し合って・・トロットロになってる純。

北海道旅行は、観光客のほとんどが家族や夫婦、カップルばっかり、危ない男達に遭遇しなかったので、そっちの心配がなくとても充実した旅行だった。

こっちに戻ってきて、2-3日は疲れがとれず、純の部屋でぐったり、いつものように床に座って俺の股の間に純が俺を背もたれのように、俺は後ろ純に抱き着くように手をまわして、うなじ首耳にあまがみしたり、唇をつけながら、純がくすぐったがって、クネクネしながらネフレで映画やドラマを見てだらだらと過ごす。

武村達にお土産を渡し、武村と恵ちゃんはどこに行ったか聞いたところ、今度は沖縄の別の島に、そっちもおもしろそう、さすがリゾート地帯、一口に沖縄方面と言っても色々ある。

「来年は大学最後の夏休みだから、6人で、またクソ親父に全部出させるから」って。

武村、悪いな、ありがとう。

 夏休みの間に、純に「2人で海に行く?」って聞くと

「ううん、いい」

「?」

「だって、湘南や千葉の海って 絶対変な人が絡んでくるんだよきっと、そんなの面倒だし、イヤ。

それにこっちの海って、人ばっかりで ゆっくりできない、来年はまた皆で行けるんでしょ、だから。

それよりかっちゃんと2人だけ、こうやってぴったりくっついて一緒にいた方がいい」

まあ、北海道旅行にも行ったし、思いつき小旅行も行ってるから、それ以外はバイトとデートと家でゴロゴロいちゃいちゃして夏休みを過ごす。

いつものように2階ベッドで俺は後ろから純を抱きしめ2人で映画を見ているけど、最初はくすぐったいって・・

だんだん、俺の手もお腹のあたりを抱きかかえていた手が服の中に、だんだん胸に、そして下の方に・・・

誰もいない家だと・・・その恰好のまま1階とか、キッチンとか・・・そのまま風呂・・・・

もうずーっと・・・・・・

最後は、大満足でぐったり軟体動物は全身ピンク色のかわいい純に。

 秋授業が始まり、いつもの学生生活。

「そういえば、最近竹下さん見ないね」 

「彼氏ができて、バイト辞めたから、今度その話をしに来るって」

「そうか、ちゃんとした彼氏が見つかったんだね」

「うん、よかった」

「よかったね」

「うん、竹下さんってすぐかっちゃんを誘惑するんだもん」

「だから、それは、俺達2人が羨ましいから からかってるだけだって、だから竹下さんは、純が席を外して2人になった時は全然誘ってこないよ、からかったときの純の反応がかわいいって、それだけだよ」

「うん、わかってるんだけど、やっぱり ね。 

この前、彼氏ができたって言ってきた時にね、竹下さんって高校時代はずーっと五条君達と一緒だったから、学校以外で会ったりする親しい友達ってあまりいなかったみたい。

かっちゃんと私と一緒の時が一番居心地が良かったんだって、安心できたんだって、やっと本当の事言ってくれたの。最初からそう言ってくれたら、って思ったんだけど・・・」

「それなのにああやってかっちゃんを誘惑するような事ばっかり言ってたから、モヤモヤずーっとしてたの」

「ああ、まあそうだよね、俺も聞たんだ、そしたら、純をからかうと反応がかわいいって」

「でも、ほんと、心配だった。私のいないところでかっちゃんを誘っていたら、って思うと、胸がモヤモヤして・・・・・・」

「まあ、そうだね、逆の立場なら俺もイヤだもの」

「うん」

「じゃあ、彼氏ができて安心なんじゃない?」

「うん」

「でも俺達のことをそう思っているなら、たまには来れば良いのにね」

「うん、今度、RINEしてみる」

「そうだね」

それからは、竹下さんは、1ヶ月に1-2回くらいだけど純と一緒に部室に来ていた。

そしていつのまにか武村とも何度か会って、話すようになっていた、あの竹下さんだからしっかりお友達に。

夏休みに6人で沖縄に行った事を話したら 本当はそういう友達が欲しかった。

もっと早く純ちゃんと俺と仲良くなっていたら・・・すっごく羨ましがられ、今度、そういう機会があったら誘うという約束をして、竹下さんは納得してくれた、かなり期待もしているみたい。

まあ武村ともいつのまにかお友達になってるし、田代さんも中野さんも話せばわかる人だから仲良くなれるよね、大丈夫。

 俺達、2人は 相変わらず、時々、『思いつき1泊旅行』を重ねていた。

実は、俺の誕生日のとき、純のとても大切ものをプレゼントしてもらいました♡

純も俺もお互いが初めてじゃないけれど、3つ目は俺も純も初めて、それをしっかりもらいました。

それからは・・・・・・、時々、旅行先でも(ラブホでも)・・・・・・

大満足でぐったりふにゃふにゃで全身ピンク色の純。

声をかけると、薄目を開けニッコリしながら、呼び返す。

俺だけしか知らない顔、何度見てもこの顔が大好き、幸せだよ♡

3年になって、時間に余裕もでき、2人の関係は順調、うまくいっていると思っていたら、あいつが急に純にお前に現れた。

今日はバイトがないから、俺が純の大学に行く日に、いつもはRINEなのに、純から電話、

「かっちゃん、どうしよう、正門に彼がいるの」

「彼って誰?」 





  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る