第126話お泊り

お泊り

お泊り


2人とも親に連絡、すっかり泊まる気分。

ホテルのフロントでチェックインしエレベータ、なぜか無言。

部屋に入るなり、純が俺の胸に顔を埋めてきたので、何?と思ったら

「かっちゃん、今日は本当にごめんなさい」

あー、あの事か、

「ううん、いいんだよ、柴田先輩に挨拶しているのを聞いて、そういうことかってわかったから」

「私があんな事したせいでこうなったにも関わらず、本当にごめんなさい、どうしても先輩と同級生の子に会って、話したかったの」

「そっか」

「だって、かっちゃんが取られちゃうんじゃないかって心配だったもの」

「まあ、俺達がよりを戻したこと知らないからね」

「うん、それに、あの先輩が、すっごく心配だった。かっちゃんが好きになったらどうしようって、すごくすごく心配だった」

「そっか、でも俺、ずーっと純が好きで忘れられなかったから」

「でも、泊ったんでしょ?」

「まあ、テスト勉強でね」

「ううん、一緒に寝たんでしょ?」

「いや、それは、なぜかそうなっただけで、ただ寝てただけで何もなかったんだよ」

「でも・・・・・・やっぱり心配」

「そっか」

「うん」

「私、いっちゃんからその話を聞いた時、胸が張り裂けそうだった。

全部私が悪いってわかっていても、どうしようもなく苦しくて、かっちゃんに会いたかった、ひどいよね、私はあんな事したくせにかっちゃんのそれはイヤって わがまますぎるよね・・・・・・」

「そっか」

そう言って、俺は純が顔を上げその目を見ながら、キス、そしてどんどん深いキスに。

「じゃあ、今日は3人と話せてよかったんじゃない?」

「うん」

「じゃあ、これでOKだね」

「ほんと? 腹黒って思わない?」

「うーん、腹黒だった」

「・・・・・・ごめんなさい」

「いいよ、それくらい、俺のことが心配だったんだろ?うれしいよ」

「うん」

「大丈夫、純の事、愛してるから」

「私も、大好き、愛してる、かっちゃんから離れたくない、ずーっと一緒」

抱き合ったまま・・・・・・そんな・・・・・・シャワーも浴びず・・・・・・

さすがにホテルの防音ではチュンチュンは聞こえなかったけど・・・・・・ふにゃふにゃ純をなんとか起こして、朝、2人でシャワーを浴びて・・・・・・そしてまた2度目のシャワーを浴びる。

昨日の下着と服だけど、それを着て、チェックアウト。

今日は、大学はさぼり、帰って着替えて、純を迎えに行って、バイトに行くと昨日決めたから、結構のんびりと遅めの朝食を。

ジャンサインのアルファで、でもこの時間、モーニングセットは終わってしまったので、サンドウィッチとコーヒー。

「かっちゃん、どうしよう・・・」

「ん? どうしたの?」

「うん、幸せすぎて・・・・・・胸がね・・・・・・うずうずしてなんか苦しいの・・・・・・」

「うん」

「昨日から、ちょっとだけどすっきりして、それからかっちゃんとデートして、アリクイがかわいかった、そして2人で綺麗な星を見て・・・・・・そしてホテルで・・・・・・幸せいっぱいで・・・・・・」

「そうか、よかった、俺もそうだよ」

「ね~、これからもずーっと一緒だよね」

「ああ、ずーっと一緒だよ」

「うん」

「ああ」

そのまま家に帰り、着替えて、すぐにバイクで純の家に、ちょっとエッチな事をして×××・・・・

服を着て、髪を整え、バイト。

純と2人のいつもの日常 




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