第125話水族館とプラネタリウム そしてお泊り

水族館とプラネタリウム そしてお泊り

水族館とプラネタリウム そしてお泊り


ネットで、『ジャンサイン』を調べていると、プラネタリウム、キングクイーンホテルも

一緒に出てきた。えーい、と2つとも予約。もうついでにレストランも予約。

 純とあんな事になってから、暇な時間はバイト、講師じゃくても事務処理も手伝いますって言ってガンガンバイトしていたから、お金はそこそこあるけど、手許にはない。スマホアプリもまだ入れてなかった。

大学に入って、純のモデルの付き添いをする際、そういう世界だから、急に高級なお店とかに行くかもしれない、急にお金が必要になるかもしれないから、と言って母さんが ファミリークレジットカードを渡してくれたのが、役に立った。

 水族館を回って行くと、かわいいアリクイが・・・・・・アリクイってこんなにかわいいの?

純がずーっと観てニコニコ、一番長い時間そこに。

ペンギンが空を飛ぶ・・・・・・小さい水族館だけど、色々な工夫がされ結構楽しい。

純が暗い顔をして、「あのね、前にあの人と2人の写真あったでしょ、あれね、ペンギンショーで私が楽しくて笑っていたところを撮られて、だから楽しそうに映ってただけなの、ずーっとかっちゃんと行きたいって思ってた、楽しくなかったんだよ。ずーっと2人で行った美術館のことばかり考えてたんだよ」

「そっか」

「うん、でもね、今日はすっごく楽しいよ 一緒にこれて、うれしい」泣きそうな顔をして、人前なのに俺の胸に顔を埋め・・・・・・

「うん」

純の頭を撫でながら、

「純、ここにプラネタリウムがあるんだけど知ってる?」

「えっ?ほんと?」

「ほら」そう言ってスマホの画面を見せると

「行ってみたい・・・・・・」

「うん、予約しただけど、あと40分後なんだ」

「ほんと、うれしい♡ じゃあ、あともう1回アリクリさんだけ見たい、いい♡」

「うん」

笑顔が戻ってよかった。

水族館をでて、そのままプラネタリウムへ 中に入って予約したシートを見ると 

「このシート、ふわふわっていうんだって」

 「うわ~、ベッドみたい、2人・・・・・・」

純がモジモジ。

「うん」

「でも、エッチな事はだめよ♡」

「そうだね」

そう言いながら、2人寝転ぶと どうしても いつもの恰好に・・・・・・

俺の腕枕、始まってすぐに、キス・・・・・・

でもキスまででがまん・・・・・・でもちょっとモゾモゾ・・・・・・

俺の腕枕、純が俺の肩に頭をぴったりくっ付け、2人で夜空を見て・・・・・・気分は最高だった。

純が、すっごい笑顔で

「かっちゃん、すごく楽しかったよ。

どうしようこんな幸せな気分になっちゃってて・・・・・・」

ホテルを予約した事はまだ言わず

「うん、ねえお腹空かない?」

「・・・・・・」

「何か食べよ」

「うん」

アルファ―4階、本格的な中華が食べれるっていうから、そこに行く。

2人で食べながら

「かっちゃん、やっとデートできたね、ごめんね私があんなバイト始めちゃったから」

「ううん、いいんだ、俺も賛成したんから」そう言って純の手を握ると

「うん、今日、すごく楽しかった、これからもこういうデートできるんだね」

「そうだね、これからもいっぱいデートしようね」

「うん」

「・・・・・・帰りたくないよ~ずーっと一緒にいたい・・・・・・」

「純、俺も帰りたくない、あのね、ここのホテル予約したんだ」

「・・・・・・うん・・・・・・」

「着替えとか用意してないけど大丈夫?」

「うん」

「じゃあ」そう言って、純がお義母さんに、俺も母さんにRINE

「良かったね」のRINEが……

食事を終え、2人ホテルに。






  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る