俺の彼女(ロリ)が可愛すぎて死ぬ
YuU
第一話俺の彼女はロリです
僕の名前は赤松快斗。普通の高校二年生で彼女がいます。
「ねぇねぇカイちゃん、今日はこれを観ようよ!」
俺の事を『カイちゃん』と呼んでくれるこの子はまさに俺の彼女、田中沙月である。俺は『さっちゃん』と呼んでいる。
「ねぇ〜!いいでしょー?カイちゃんといっしょにみたいの〜!」
「(あ〜可愛い。天使だ。駄々をこねてるさっちゃんは可愛いな〜。しかも俺と観たいって!も〜可愛すぎて天使に運ばれるよ〜。いやもう天使がいるじゃん。あ、死ぬわ。って違う違う生きろ俺!まだ天使への返答をしてないぞ!しっかりしろ!)」
「お、おう。良いと思うぞ。俺はさっちゃんと観れたらなんでも面白く感じるよ。
「そ、そうかな?う、ウフフ」
ぐはッ!やばい口から血が…死ぬ。
「じゃ、レンタルしてくるからこれでジュース買って待っててくれ」
「え〜、仕方ないな」
さっちゃんが300円を俺から貰うと外の自販機にトコトコと走っていった。そして俺は小さな背中を見ながら頬が緩みながら思った。
あ〜絵になる。この身長が俺の頭三、四個下くらい低くて手足は少し丸みを帯びていて同級生にはないこの可愛さを持ちしかもトコトコと走る姿はどのモデル、アイドルより可愛かった。
そうこれを読んだ諸君は分かっただろうか?そうさっちゃんは俺より俺の頭三、四個下の身長である。そう!さっちゃんこと田中沙月は俺より歳が八個下でさっちゃんは小学三年生。そして俺は高校二年生。いや待て『ロリコン』ではない。俺はさっちゃんが好きなのだ。理由はかれこれ3ヶ月前に遡る…
「ねぇー、私好きな人出来たから別れて」
「え?」
「じゃ」
そう俺は3ヶ月前まで同級生の彼女がいた。名前は酒井真夏。見た目は普通くらいで性格はハッキリ言おう。クズだった。だって男の事ATMとしか見てなかった女だったからだ。今思うとなんでこんな可愛げのない奴と付き合ってたんだ?と思うが…。まぁーその頃は好きだったのだ。勿論その頃俺は落胆した。その時来たのが天使(さっちゃん)である。さっちゃんとは元々近所付き合いで知り合いになってたので話しかけて来てくれた。そこで小学三年生に聞かせる話ではないと思っていたがその思いとは裏腹に口が勝手に動いていた。その時さっちゃんは笑う事はなく優しい顔で聞いてくれた。出来た小学三年生だな〜と思った。そしてさっちゃんが急に正座してお膝をポンポンとしながら
「ここにあたまおいて」
と言われたので甘えてみた。そしてさっちゃんのお膝の上に置いて目を閉じた。するとさっちゃんから甘い匂いがした。べ、別に小学三年生に発情してないんだからね!
でもその時俺は思ってしまった。
「(さっちゃんが彼女になってくれたらな〜…でも歳の差が…」
そして上を向いてさっちゃんの顔を見ると顔か真っ赤になっていた。その顔を見た俺は
「(あ、やべ可愛すぎる。歳の差?別に八歳差なんて関係ない。)」
惚れてしまったのである。早ッ!と思った人はいるだろうが惚れてしまったのである。
その後俺とさっちゃんで色々と話したりして約一週間後俺から告白して付き合い始めた。さっちゃんパパとさっちゃんママにご報告した時、さっちゃんパパは
「死ねぇぇぇー!!」
真剣を人両手に持ち振り回して来た。マジで怖かった。さっちゃんママはというと
「快斗君。娘をよろしくね!」
と言ってくれた。さっちゃんママもさっちゃんパパと一緒に真剣を持って振り回して来たら本当に死んでしまうな。とまぁそんな感じで今に至る。
「(おっと早く借りなければ。天使なお怒りになってしまう。)」
と思いながら借りに行くと途中でホラー映画を見つけた。そしてそれもカゴに入れて借りに行くのだった。
「(ムフフ。さっちゃんはホラー苦手だからホラー観させて怖がってもらおう。さっちゃんが怖がる時のあのうるうるとした眼で甘えてくるのがまたこれ可愛いんだな〜)」
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