サメはゾンビと親和する

 弾丸Ra弾丸tata弾丸tata弾丸tata弾丸tata弾丸tata弾丸tata弾丸tataッ!


 弾丸バレット、いや弾幕バラージでの迎撃。落下急襲エアボーンを図ったサメスウォームを、屋根ごと一網打尽みなごろし


 大量のサメを撃滅スレイした者こそ、吹き飛んだ家のあるじにして、フォルテが接触を図った人物だ。固有魔術具オリジナルアームズ銃砲ヘルファイア》を行使する冒険者、“三鬼人ストレンジャーズ”のひとり、ケニー・スクロペティスである。


「ケニー! 無事であったか!」

家以外はそこそこね」


 両者は既知の間柄フレンドだ。フォルテが無事を喜び、ケニーは億劫ダルそうに応じた。実際、少年と呼ぶべき矮躯からだには傷らしい傷ダメージもない。


「サメ案件インシデントだ。力を貸してくれ」

「仕事? いいけど、冒険者斡旋所ギルドは無事なのかなぁ」


 合意が成立したそのとき、両名ふたりは危険を察知した。殲滅みなごろしたはずだ。間違いない。このあらたな危険は、――


 ネギトロ化したサメピースが、。周囲のピースと結合し、大きくなり、うごき、また結合する、繰り返し。

 やがて、それは全長30メートルほどのサメをかたどった。サメ・ゾンビ――言うなれば腐肉の醒めぬ夢メガ・ロトン・メガロドン! いかにも、サメはゾンビと親和するのだッ!

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