四 後編

B㊛「私は本当に

A㊚の幸せだけを願ってるよ

好きだからずっと笑っていて欲しいし

大切な人と一緒にいてほしいし


だからその幸せを壊すようなことは絶対にしない


そんなこと私は絶対にしないから


私に動機があるから殺したって

思ってたみたいだけど


ちゃんとアリバイあるから


Aさんが殺された日

用事があって他県に行ってたから殺せないよ


先にアリバイの事話さずに自分語りしたのは

私が殺した動機が

A㊚の事が好きだからっていう理由だったから


私はA㊚の大切な人を殺してまで

A㊚を手に入れたくないし

私はそんなことをして

A㊚の幸せを壊したくない

だからもう二度とA㊚の事が好きだから

殺したって言わないで」


そう言った後ずっと窓を見ていたB㊛は

A㊚を見て


B㊛「A㊚返事なんていらないから

私の話は全部忘れて

A㊚にはずっと腐れ縁だって

思っていてほしいから


そうじゃないと

……距離置いちゃうでしょ?


恋人になりたいなんて思ってないから

このままの関係でいいから

だから私が話したこと全部忘れて」


B㊛はそう言ってまた窓を見た





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