学問の文章

はじめに

　こちらの連載は、学生の私が、学生としていままで書いた文章を載せたものです。

　まず、簡単に経歴を書かせていただければと思います。

　高校を卒業してすぐ、とある大学の神学部に進みましたが、中退して別の大学の哲学専攻で学びました。

　興味のある授業をいろいろ受講しましたが、軸としては宗教学と倫理学を学び、卒業論文は宗教学に関するテーマで書き、卒業しました。

　卒業論文では、現代社会における宗教の価値について自分なりに研究をしました。そのなかで取り扱った「グリーフケア」にとくに興味をもち、もっと深く知りたいと考えました。

　グリーフケアを学ぶには、中退した大学の神学部もとてもよい環境であることを知り、けっきょく出戻りのようなかたちで神学部に再入学し、自分なりに学びを続けております。

　そんな学びの日々のなかで書いてきた文章の一部をまとめた連載になります。

　載せている文章は、高校卒業直後から比較的最近のものなど、幅広い時期に渡っております。

　自分のできる範囲で精いっぱい調べて考えたまとめた文章群ですが、あくまでも一学部生の文章としてお受け止めいただければ幸いです。

　学びと考察の履歴、とでも言えばよいでしょうか……。

　なお、宗教には深い敬意と強い可能性を感じておりますが、私は特定の宗教を信仰する者ではありません。神学部に在籍していますが、洗礼は受けておらず、教会にも所属しておりません。現在のところ、そういった予定もありません。

　ただ、もちろん、神学部で学ぶ強い動機があるので学んでおります。どうぞご理解いただければと思います。

　お気になったものから読んでいただければと思います。

　それでは、どうぞよろしくお願いいたします。