不思議な物語である……。
現代ファンタジーで、異世界のそれで、童話でもだいじょうぶそう……。
いろいろな要素が混ざっていても、そのどれにも共通しているのは、物語が暖かく優しい……ということ。
お菓子作りが好きな主人公の前に、突然現れた不審な魔女。その魔女に、一方的に連れ去られる。
辿りついた世界は、どこかの森の中。夜だったはずが、頭上にあるのは太陽だった。
そんな不思議な世界を彷徨い、甘くて懐かしい香りに引き寄せられていく。そこで偶然、素敵な出逢いが待っていた。
主人公をはじめ、キャラクターたちの会話に、こころが暖かくなるようです。気持ちが優しくなれるようです。そして癒されるみたい……。
短編の完結済ではもったいない。続きを読んでみたくなるような、これは、不思議で素敵な物語……。