第8話 ステージ攻略完了!
よし!第4ステージについた!!
これからもっと強くなるのかな?まあ、どっちでもいいんだが。
俺らのパーティーなら全クリなんてすぐだな!
そう思いながら攻略を進めた。
第4ステージは第3ステージと同じでサシルバーがいて、ただ量が増えただけだった。
そして俺らはすぐに第4ステージのボスを倒してしまった。
「もう倒してしまった……4ステージの敵が弱いのか?」
「アキさん!そうじゃないですよ!私たちが強すぎるから弱く感じるんですよ!」
「そうだよアキ!でも、アキがいなかったらこんなところまでこれなかったかもしれないから!
ありがとうアキ!」
まあ、そうかもしれないな。
3ステージの時に俺が気づいてないと炎の魔法で丸焦げになりかけた時があったしな。
そもそもここまで来れてないかもしれないが……。
「まあ、俺もレナとユリがいないとここまで来てないかもしれないからな!ありがとよ!」
「やっぱりユリは好きになりそうです!」
「ユリ?ま、まあ私もちょっと嬉しいけど…」
ユリはいいとしてレナも喜んでいるならまあいいや!
次の第5ステージも大丈夫そうかな!
これで最後のステージを倒したらやっと真のボスと戦う。
頑張っていくか!
そして俺らボスダンジョン最後の第5ステージ目に行った。
第5ステージ目
とうとう来た、第5ステージに!
いやー!この1層目のボスダンジョン攻略の道のりが長いようで短かったなー。
でも、これを攻略しきっても次は2層目のボスを倒しに行かないといけない。
層は全部で50層……もしダンジョンの作りが1層と同じように5ステージだと……。
ステージを245ステージ攻略しないといけない。
「それはきついなー……245って、こんなにするゲームなんてあるのか?」
「アキさん!245はどの数ですか?」
ユリもレナにもこんなこと言ったらやる気をすぐなくしそうだな。
このことを言うのはやめよう。
「ユリ、この数字はちっちゃい子にはわからないことですよー!」
「アキさん!私はちっちゃい子じゃありません!」
「ユリもアキも今5ステージ目だよ!!強い敵が来るかもしれないから準備してよ!」
それもそうだ、こんなところで話していて、
もしモンスターにまわりに囲まれたりでもしたら…。
こっちはいくら強くても無理だろうからな……。
「ああ!レナ、それにユリも1層目の攻略もあとちょっとだぞ!張り切っていこう!」
「分かってるよアキ!」
「アキさんの言うことならなんでも!頑張りましょう!」
俺たちは気合を入れなおしていた時だった。
俺は前にモンスターの気配に気づいた。
「レナ、ユリ!モンスターの気配がしたぞ!」
「分かりましたアキさん!アキさんにいい所見せますから!」
「ユリ?それは私……じゃなくて、ちゃんと戦いに集中してよ!」
レナもユリも全然話してるし……大丈夫なのか?
あ!!来た!
「念のためにマジックコマンド、シールドウォーター!」
そして見えたモンスターは、どこからどう見てもウサギだった。
「モンスターじゃない!?レナかユリ!これ知ってるか?」
「アキさん、知ってますよ!シロップです!」
シロップ?甘くておいしそうな名前だなー!!
襲ってくるような感じのモンスターではなさそうだな。
でも、これが最後のステージの敵なのか?
「アキ!この子かわいいー!!よしよーし!」
「私はアキさんがいるだけで十分です!!」
「2人とも何やってるんだ、これでも1層目のボスダンジョンですよー!!」
本当に2人とも子供かよ……。
まあこんなものも見れなかった転生前の俺に怒りたくなる。
こういうときとかゲームのときは違うモンスターが急に……。
シロップの後ろから魔法がとんでくるものが見えた。
「ユリ!リフレクターをしてくれー!!」
「え?どういうことですか?ま、まあ分かりました!リフレクター!!」
俺が見えたのは正しかった。
ユリのリフレクターのおかげで魔法を跳ね返すことができた。
「助かったよ!ユリ!」
「アキさん!あの魔法にすぐに気づき、そして的確な指示を出す、さすがです!
だから好きになっちゃいます!」
「や、やめてくれ…そういうのは慣れてないんだ、それに奥に、戦うモンスターがいることが分かった。どれくらい強いかわからなかったが気を付けよう!」
「さすがアキ!尊敬しちゃう!」
これはまたボスの部屋からのパターンなのか?
俺らは、ほかの敵がいても無視をして走ってボスの場所まで行った。
すべてさっき魔法をうったモンスターではなさそうだった。
そしてボス前の扉。
「覚悟はいいか?これが1層目のボスダンジョンで最後のステージだ!気を引き締めて行こう!」
「分かりました!」
「分かった!!」
そして扉を開けた、そこには本が入った本棚があった。
なんだこれ、ゲームだとこれは敵になっている、敵側にいく存在だったな……。
とりあえずゲームと同じようにしてみるか!
俺はゲームにあったことを思い出した。
それは、もう本棚を斬ればいいと……。
「簡単なことに分かっていなかった、これで終わらせておこう!スキル、火炎斬り!」
本棚は俺以外にも斬られてぼろぼろになってしまっていた。
これでよかったのか?
そう思っているとワープする場所が出てきた。
「俺は勇者として50層までクリアすること、だから頑張っている!
他にもレナにもユリにも何か目標があると思うからそこに向かって頑張っていけ!」
「好きになってもらえるように頑張ります」
「アキ!?私も頑張るから!」
「おう!一致団結して頑張ろう!」
「おーーーーー!!」
そうして俺らは第5ステージをクリアし、1層目のボスを倒しに行くのであった。
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