第5話 2ステージ目のボス攻略!
俺は今、ボスのダンジョンの2ステージ目を攻略している。
1ステージと同じで2ステージ目のボスまでの道がゴブリンとスライムの群れだけ。
こうなるとボスも1ステージ目と同じか?
「またゴブリンの群れだ・・・めんどくせー魔法でいいや、マジックコマンド、ライグーン!」
手から魔法陣を出して、
その魔法陣から雷が落ちてゴブリンは灰になってしまった。
「わー一瞬で消えたねー・・・あははは・・・」
簡単に倒すことはできる。そもそも俺に魔法の使える回数とかあるのか?
ないとすれば・・・やっぱりチート能力だな・・・
「多分あと少しで2ステージ目のボス部屋だ!」
「次も頑張ろうね!アキ!」
レナは笑顔で言った。
笑顔で言われるとやる気が出てくる。
よっしゃー!!
「おう!頑張ろう!」
でも慣れないな。
こういう協力はそこまでしなかったことだからな。
まあ、これはこれで楽しいな。
そう思っているとき、洞窟が広くなった。
広くなったと同時に奥から何か音がした。
「なんだ?何かの魔法か?音が向こうからするな・・」
「アキ、何か嫌な予感がするよ?」
妙に音がでかい、もうボスのところまで来たのか?
それとも強い敵が出始めたのか?
「アキ!ウルフだ!」
「ウルフ?なんだそれ・・・」
「知らないの?ウルフはオオカミモンスターって呼ばれてるゴブリンより上の敵だよ!」
オオカミか・・・簡単に倒せるとおもうが、体力は?
は?100?1ステージ目のドラゴンと違いすぎるほど弱いな・・・ボスじゃないな、たぶん。
まあ、体力だけでほかの強さがやばいときもあるし少し気を付けるか。少しだけ・・・
「任せろレナ、あんなやつ素手で終わらせてやる」
「アキは馬鹿なの?ウルフは・・・って何もう行ってるの?」
「うおーーー!!俺のパンチの攻撃力はあいつ以上だー!」
俺はウルフに向かってパンチをした。
よし、これで倒しただろう・・・。
あれ?倒せてない・・・体力は今どのくらいだろう?
100・・・減ってないの?俺のパンチ、そんな弱かったの?
「アキは馬鹿だなー、ウルフは防御力と攻撃力が強いモンスターだよ?それを素手で?無理だよ・・」
あちゃー・・・お恥ずかしいことをしてしまった。
まあ、普通に倒すか。
「防御力があろうといいダメージを与えられるこれにしよう、マジックコマンド、ポイズン!」
当たった!
それにウルフの体力は・・・・
よし!減ってる!このままいけば・・・
そしてウルフを倒した。
経験値ゲット、レベル1にしたのにもう20レベル・・・
もう一回戻そう・・・
「システムコマンド、19レベルダウン!」
<レベル1に下がりました>
よしこれでいいや・・・
俺らはボスの扉まで来た。
「いくぞ!ボスのところに!」
「うん!」
俺は扉を開けると奥に何かが見えた。
「1ステージと一緒か?」
よくみると・・・
俺よりはるかにでかい鳥じゃねえか・・・
「アキ!なんか炎の魔法を使おうとしてるよ!!」
炎か・・・炎鳥ファイヤーバードってことかな?
体力は1万か、体力高く防御力も高いのか?
氷が効くか?それか水・・・そうだ水で行くか!
「レナ、俺の後ろに!」
「分かった!」
炎の魔法を防ぐ水の魔法か。
こんなの自分でつくってやる!
「マジックコマンド、シールドウォーター!」
炎鳥の魔法攻撃を自分の魔法で守った。
この魔法は炎魔法を防ぐときに使うか・・・
他の魔法も守るように使えるからいいな!
「レナ、翼を斬ってくれ!そのあと俺が一気にたたみ込む!」
「オッケー!任せたよ!」
こんなことばっかしてたら時間がどれだけ過ぎたか分からないな。
でも、楽しいな、ダンジョン攻略は・・・
「行くよ!アキ!スキル、ダブルスラッシュ!」
レナは炎鳥の翼を斬った。
そのあと俺はつづいた。
「ありがと!レナ!スキル、7連斬り!」
炎鳥は倒れた。
いやー・・・正直弱かったなー。
まあ、それならそれでいいからな。
<経験値140万ゲット、レベル35にアップ>
すぐレベルが上がるし、俺らのチームワークは最強なんじゃないのか?
もともとの俺の能力がゲームオタクとコマンドだからかもなー。
「すごいね私たち!これなら余裕に倒せるね!」
「そうだな!」
あれ?炎鳥のところに宝箱があるな!
何かレアアイテムとか入ってるんじゃないのか?
いや、1ステージ目では出てこなかったのに出てくるということは何かおかしいな・・・
罠のような気がする。いったん確認をするために・・・
「アキ!開けるね!」
「おいちょっと待て!罠かもしれないぞ!」
「もう開けちゃった!えっと、中身は・・・あれ?ない!」
これは、罠なのか?でもゲームみたいな宝箱が襲ってくる、とかはなさそうだな。
だが開けたら何か起こるとかはありそうだなー・・・
そう言っているとき上から液体が降ってきた。
「なんだ・・・これ、き、気持ち悪!」
俺は液体が降ってきた上をみた。
「マジかよ・・・レナ、あれなんだ?」
「えっとね、フライスパイダーだね、空を飛ぶクモのモンスターだけど、
巨大化でもしてるのかなってくらいでかいよ、」
名前はそのまんまだな、クモか、炎が効くのか?
それに、やっぱりあの宝箱は罠ってことかー次は気を付けるとして・・・
「マジックコマンド、ファイヤーブレス!・・・・あれ?魔法が出せない、コマンドもできない!!
まさか、回数があるのか!?」
「魔法が使えないの!?でもスキルも私はあと5回くらいしか出来ないよ?」
まずい、まだあと3ステージもあるんだぞ!?
コマンドも使えない、スキルはレナが5回、俺があと7回くらいか・・・
「レナ!マジックポーションはないのか?」
「何も準備せずに来たんだよ!アキが急にボスダンジョンに行くとか言われたから剣しかないよ?」
「残りのスキルであと3ステージは難しいよな・・・どうするか」
そのとき、フライスパイダーが下に降りてきた。
やばい!このままだと・・・レナも俺も!!
敵は魔法を打ってきた。
そのとき頭に文字が浮かんだ。
<コマンドが使用不能になったとき、1回のみ使えるスキルコマンド追加、【一撃必殺】>
スキルコマンド?スキルをコマンドで使ったものか?
それに、追加ってことはほかにもあるのか?
一撃必殺、いいな!さっそく使うか!
「レナ!避けろ!」
「オッケー!!」
これでスキルコマンドが使える!
「いくぞ!スキルコマンド!一撃必殺!」
俺はフライスパイダーに一撃必殺をあてた。
フライスパイダーの体力が0になった
「こりゃあスゲーもの手に入れたな・・・でもあと3ステージどうする?レナ、」
「うーん、これじゃあ難しいよ、」
そのとき、後ろから声がした。
「お困りだったら助けてあげますよ!」
「お前は誰だ!?」
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