第100話仁義なきホラゲ4

あれから何回もゲームオーバーを見たが流石にエーライちゃんもこのゲームに慣れてきたのか、段々とテンポよく進むようになってきた。

今は謎解きで迷ってる状況であり、実況が難しいところに入ったのでそろそろマシュマロを返していくことにしよう。


「マシュマロの進行は私がやるから、エーライちゃんは余裕があったら返答に協力してねー」

「りょーかいですよ~」

「それじゃあ一通目なんだけど、なんと! 今回エーライちゃんをホラゲへと誘うきっかけとなった9問目の出題者と思わしき方からのマシュマロです!」

「お、指詰めに来たのかなですよ~」

「純粋な恐怖」



@どうも、9問目を出題した例のあの人です

突然ですが、懺悔します

私は推しに、ライブオンの過酷さを乗り越えられる強い子に育ってほしくて千尋の谷に突き落としたはずでした

だけど、どうしてこうなってしまったんだろう,,,

今思えば私も、ライブオンの恐ろしさを分かっていなかったのでしょう

普段は動物園で動物と戯れている園長が、ライブオンという檻の中で餓えていた獣に食われようとしている,,,

これはきっと、神が私に与え給うた罰なのでしょう

私はこれから、シュワエラNTR物でしか致せなくなるでしょう

それでも構いません

それが、リスナーとして私に与えられた運命なのだから,,,,,,,,,ウッ、ふぅ,,,@



「これは指どころか首を詰める必要がありそうなのですよ~」

「いや、というか今むしろ食われそうなのは私の方なんですが。飼い犬に手をかまれるどころか拳銃突き付けられてるんですが!」

「下剋上ですよ~」



@A:ストゼロ飲んでもよろしいですか?

B:どうぞ。ところで一日に何本くらいお飲みに?

A:ふた箱くらいですね。

B:飲酒年数はどれくらいですか?

A:30年くらいですね。

B:なるほど。あそこにサ◯トリーの会社が建ってますね。

A:建ってますね。

B:もしあなたがストゼロを飲まなければ、あれくらい買収できたんですよ。

A:あれは私の会社ですけど。

未来のシュワちゃん像@



「強い(確信)」

「ふた箱ってなんですよ……でもなんかシュワちゃん先輩は将来更なる大物になっている気がするのですよ~」

「え、マジ? なんで?」

「人を動かす力を持っているからですよ~」

「え、私って催眠能力者だったの? 知らなかった……今すぐ女子高に行って能力でスカート丈をウエストマイナス5cmにしてこよ」

「もう先輩のアバターを小汚ねぇおっさんにしても違和感なさそうなのですよ~」


コメント

:9問目ニキもまさか突き落とした谷から組長が這い上がってくるとは思わなかったやろなぁ

:あなたが落としたのはこっちの綺麗なエーライ(園長)ですか? それとも汚いエーライ(組長)ですか?

:↑のコメ書いたやつ終わったな、ご愁傷様

:組長を侮辱した罰はあらゆる極刑より重い

:催眠ゲー特有のギャグとしか思えない制服すこ

:寒そう(小並感)



@シュワちゃんの飲み過ぎを防ぐ為に、じゃけん禁酒法制定しましょうね~@



「ごめん、ちょっと今から地球最強の生命体になってくる。人には絶対にやらなきゃいけない時ってのがあるんだ」

「総理大臣とか大統領じゃなくて、目指すのが地球最強の生命体なのがおばかさんでちょっとすこなのですよ~」



@\boooooooooo!!/

YOU LOSE

エナドリの勝ち!

なんで負けたか明日まで考えといてください

そしたら何かが見えてくるはずです

ほな、(ファンタ)いただきます@



「統一性が何一つないのですよ!」

「勝ったエナドリを飲むと見せかけてからの無関係のファンタを飲むことで勝ち負けだけが全てじゃないってことを暗に示してるんじゃないかな」

「……ありそうなのですよ」

「ねぇよ」


コメント

:もうすでにトークに関しては地球最強クラスなんだよなぁ

:シュワちゃんはあほかわ

:お前相手にはエナドリじゃなくファンタで十分だったわって精神攻撃してる可能性もあるな

:ねぇよ(無慈悲)

:手のひらホットサンドメーカーやめろ


「あ、謎解けたのですよ~!」

「お、丁度いいね。それじゃあマシュマロはこれくらいにして、ゲームの方集中してやっていきますか!」


さぁそろそろゲームも中盤戦、できるなら今日の配信中に残りも駆け抜けてしまいたいところだね。

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