最後まで、一応完結一区切りまで読ませていただきましたので感想を。
面白かったです。
殺し屋という畜生道に堕ちても、一線を引いてただのけだものにならぬよう、仕事と割り切るためプロに徹する師匠と、そこについていく若い男。(長く働くため、ってのももちろんあるでしょうけど。というか、そちらがメインだとは思いますが)
若い男はただの三下からプロを名乗れる一人前のアウトローになっていく。
特に「人殺しを生業にしてきて、幸せを追うのは許されないんじゃないか?」って考えるあたり、私のツボに刺さりました。
ブライアンの最期が悲惨なのも「らしい」ですね。
いや、必殺シリーズ(前期)好きなんで。こういうのが好みです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ネタバレしないように今までは少なめにコメント返ししてました。ついしゃべっちゃうんですよね。最後なので気にせず話せます!
必殺もそう言う感じだったんですね。知りませんでした。僕は『ゴッド・ファーザー』の雰囲気でそこらへんは作ってました。どんなに理由を付けても悪事をすれば何かしらの形で帰ってくる。そう思っています。
実を言うと、応援コメント100件目でした。こうしてキリのいい数字がしっかり読んでくれた方のコメントでとてもうれしいです。ありがとうございます。
以前、タグ参加され、全話読ませて頂きました。(追加エピソードは読んでいません)
映画のようだと聞いて、読んでみると本当に映画のような物語でした。
また、ハードボイルドは小説で読んだことがなかったので、今までと違った面白さを感じました。
個人的に最後を読んでいて長く感じてしまいました。
タイトルが最後で回収されて、「おお!」となりました。
活動頑張ってください。
作者からの返信
読んでいただいてありがとうございます。最後はここまで読んで下さったかたなら許容してもらえるだろうと思いあの長さにしました。公式連載が5000文字のものがあるのでいいかなと……
短すぎて指摘されたこともあったので
タイトル回収はやりすぎかなと実は思っています。彼と老人の状態が正にタイトルになっているので台詞にするのは狙い過ぎかな……
編集済
どうも、企画より来ました。
物語の区切りなので報告をします。
私の感想としては「騙された!」ですね。初めから老人が殺し屋で、最後に主人公が殺されるのだと予測していたので盛大に裏切られました。
次に、プロの作品と較べてなのですが、海外が舞台の殺し屋のわりには物足りないような印象を受けました。
悪い意味で会話が綺麗なんですよね。荒々しさがない。
たとえば洋モノってこんな会話あるじゃないですか。
「次にふざけたこと言ってみろ。てめぇのケツの穴に靴をぶち込んでやるからな」
「……サイズ何センチ?」
みたいな。
セックスやドラッグ関連の会話すらもない。
そうなると、他のリアリティのある(海外らしさを再現されている)作品より一歩劣ってみえます。
追記:ドラッグのことはファットの話ではありません。日常の会話などです。
作者からの返信
コメントありがとうございました。
今、一話のコメントを確認してきましたが、その丁寧さに驚いております。
本当にこうして丁寧に校正をしていただけて感謝の極みです。
そして、内容にも温かさを感じております。
また、目からうろこなご意見もあって、私では気付きませんでした。(表現の重複など)(説明っぽいはこういうところのせいなんですね)
そして、荒々しい会話ですが、サイトによっては性描写などで、通報される危険があるため、Fワードなどをあえて書かないようにしました。本当にそれだけなのです。
コメント本当にありがとうございます。また少しずつ確認し、修正を行っていこうと思います。
編集済
ここでタイトル回収なんですね。
ハードボイルドの作品はそこまで読んだことはありませんでしたが、楽しめました。(あ、追加エピソードもしっかり読みますね)
登場キャラクターやその関係性など、外国の映画を見ているような感じで読めました。面白かったです。
作者からの返信
ここまでお読みいただきありがとうございます。
初めはハードボイルドなのか分かっておらず、タグから外そうとしていました。ハードボイルド作品って探偵が主役が普通だそうです。自主企画でも「主人公は探偵」が条件に付いてたりします。ですが、レビューでハードボイルドと書いていただいて、今もハードボイルドとしてやっています。
あまり、僕の書く作品と同じようなものはカクヨムで見かけないので孤独を感じております……
映画のようにと言っていただけてうれしく思います。
コメントありがとうございました。追加エピソードも伏線や読み直したときに新しい発見ができるよう、細工を施してあります。もしよければお楽しみください。
あなたの作品はまるで映画を観ているようで、私には登場人物の立ち振舞いや街並みに情景が鮮明に想像されました。このような文章は私に書くことのできないものであって、とても羨ましく思えます。裏返せばこのスキルこそがあなたの才能であって、それを存分に活かしたこの作品は素晴らしい仕上がりになっていました。
また「仕掛け」が上手ですね。老人もそうですが、ストーリーが後になるにつれて前半に仕掛けられていた暗示などが徐々に明確にされてきて、読めば読むほどにストーリーに惹き付けられていきました。
番外編も楽しみに読んでいきます。
作者からの返信
応援コメントありがとうございます。
そう言っていただけて、うれしく思います。町並みは5年前に行ったカナダと遠い昔に行ったアメリカの断片的な記憶が頼りでした。後は、映画ですかね。今、こうした情勢でなければ、直に現場に行って町並みを観察したいものです。
この作品は映画が好きで書いたものです。私は人間の心理描写や比喩表現が苦手なので、そういったものを極力排除して、映画の登場人物のように目線や顔の表情だけで表現することにしました。そのせいで、似た表現が多用されてしまったりしています。
仕掛けはかなり苦労しました。読者さんへの情報量が正しいかどうか、情報を出すタイミングはこれでいいのかとても悩んだのを覚えています。
こうしてがむしゃらに書いたものでも、楽しんでいただけたなら本当にうれしい限りです。
本当にありがとうございます。
編集済
なるほど、オチがタイトル。
最後、老人に殺されるんじゃないかと思ってましたが、反対だったとは。
あれ、完結にされてないですけど、続きあるんですか?
ああ、なるほど。追加の外伝みたいな要素があるんですね。
では、これが最後としての感想を。
プロローグでベンが足を洗うと言ってたんですけど、
エピローグを読むともうちゃんとした殺し屋の顔になっているような凄みがありますね。
ブライアンを亡くして、否応なく独り立ちしたのはあるんでしょうが、もう一人前って感じがします。
クールでいい最後でした。
作者からの返信
説明不足の指摘を受けている部分がありまして、それを踏まえて、ベンの街に来た経緯や構成上消えたケイト関連の話を追加しようと思っているのですが、現状書けておりません。また、時間を作って取り組もうと思います。
最後までお付き合いくださってありがとうございます。
どれだけ時間をかけても1つの物事をやり遂げる。例えそれが人を殺すことであってもなかなか出来ることではありません。
執念とも言えなくもないですが、ベンの成長あってこその、この結末なんでしょうね。
ドップリと浸かれる世界観堪能出来ました。楽しかったです、ありがとうございました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
そして、レビューもありがとうございます。私の思っていたことを代弁していただいたような内容になっていて非常にうれしく思います。
話の中では、等身大の人間の成長をギャングものとして落とし込みながら描ければと考えておりました。楽しんでいただけて本当に良かったです。
企画を通じて素晴らしい出会いができました。よろしければ今後もよろしくお願いします。
成長物語の意味が分かったような気がします、ベンは最後までやり通すやつだった、その後どうなったかは分からないけれど、殺し屋としては十分な実績を積んでるから、その道でやりきるのか、何にしても楽しい読書体験でした。
作者からの返信
コメント今まで本当にありがとうございました。一部、まだ先を読んでない前提のコメント返しましたが、ネタバレ防止でしました。すいません。
ベンが、その場その場でしか生きない人間から、決めたことをやり遂げる人間になったそれが伝われば幸いです。これこそ、僕の考える成長だからです。
ここまでやり通せば、あとはどうにでもなるんじゃないですかね……彼ならやっていきますよ。
実は忙しくて進んでいないのですが、ベンの街に来る前やブライアンがベンに会うまでなど少し追加で書こうと考えています。またよろしければご一読ください。
本当にたくさんの応援コメントありがとうございます。
また、こぶしを温めておきますので、気長にお待ちいただけると幸いです。
以前企画で感想を頂いたものです。
素晴らしい!その一言につきます。よく練られた設定、予断を許さない緊迫した展開、どれをとっても最高でした。また、話の切り方も実にお見事で、続きが気になり思わず一息に読んでしまいました。
まるで洋画の殺し屋物を見ているようで、本当にワクワクしながら読ませていただきました。これこそ本格ハードボイルドだと思います。
素晴らしい作品をありがとうございました。
作者からの返信
コメントいただきありがとうございます。
全話お読みくださったのですね。感謝の念で堪えません。
感想でそう言っていただいてありがとうございます。結構1話でいなくなられる方が多いので、出だしや切り方が悪いのかと苦悩しておりました。
私個人、まだまだ文章力や表現力に難があり、勉強しなければならないことがたくさんあります。そういったご指摘ももしお持ちでしたら、遠慮なくおっしゃってください。
また、間を埋める追加エピソード書こうと思います。読まれた方によっては蛇足に感じるかもしれませんが、もしよろしければお読みください。と言っても投稿日程が未定なのですが……
本当にありがとうございました。
編集済
ここまで読みました。
誤字脱字指摘はありません。
もし、続きが書かれましたら、また誤字の確認をします。
以下、感想
短くまとまっているのにしっかりとどんでん返しが待っていて面白かったです。
一点気になるとしたら「前編①、前編②、…、後編②」とここまで細分化する必要があるのかという点です。各話が私からすると短すぎるので、「前編、中編、後半」にしても問題はない気もします。しかし、ネット小説は短い方がいいのかもしれませんので一意見として参考までに。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
初期は誤字脱字が散見していました。今回、誤字脱字がなくて本当に良かったです。本当にご確認ありがとうございました。一部細かく切っているのは、執筆初期にネット小説の長さが分からず、参考にした小説が大体1000文字を切っていたことによるものでした。
ですが、他の方の作品を読むうちに、普通に3000文字や5000文字の方がいらっしゃることを知り、後半は長めに書いたりしました。
こういう過程で、初期が大体1200文字から2000文字で分けているという状態になっています。途中で書くのを休憩して次に書こうと投稿していることもありました。
私個人としては一つ辺り3000文字くらいが読みやすいかなと思ったりしております。
ですが、執筆初心者なこともあり、本来書くべき内容が抜けていることがあります。なので、そういった内容を加えていくうちに文字数は多少増えるかなとも思っております。
それに各話の終わりはなるべく、読者の方が気になるところで終わるように心掛けてはみました。後は映画のカットで区切るような感じですかね。TV放映の映画ならここでCMが入るなと思うところで切ったりはしました。
後、追加エピソードを書こうと思っているのですが、今まとまった時間が取れず、執筆が止まっております。また10月中には再開すると思いますので、よろしければまたお願いします。本当にありがとうございました。
【書評】
エンターテイメント文芸小説としてとてもおもしろい作品です。海外の翻訳作品をよく読まれる方、ハードボイルドが好きな方にはぴったり合うのではないでしょうか。
主要登場人物は「殺し屋」。職業人としての成長を描くには少し物騒な香りがします。ただ、この作品では重要なファクターになっています。約五万字という短めの作品であり、ストーリーが単純明快で分かりやすいです。これは単調であるという意味ではありません。サラッと読めるのに、読み応えは抜群です。二度読むとさらにおいしい。作者さんが仕掛けた伏線を楽しみながら再度味わうことができます。
一つ難点を挙げるとしたら、文章中のカタカナの多さでしょうか。海外小説を読み慣れている人には苦にならないかもしれませんが、カタカナ人物名が多すぎて、初読の際は誰がどんな人で何をやっているのかよく分かりませんでした。「彼」を使用したり、段落内の動作主を統一したりすると、読みやすさは増すと思います。ご参考までに。
最後に。タイトルとその回収センスに脱帽です。名もなきGさんのように言葉回しの達者な人は、どんな作品を書いても読者を惹きつけられるような気がします。
この度は読ませてくださり、ありがとうございました。今後も応援しています。
作者からの返信
書評ありがとうございます。
そうですね。動作主と文章構成は特別編で色々試行錯誤してみます。書き始めた当初なんて一人称とか三人称もわかってませんでした。そのせいで読者の方を振り回す事態に……
お褒めの言葉がうれしくて冷静になるのを待ってから返信させていただきました。
本当にご丁寧に書評ありがとうございます。作品やいろんなところにフラッと現れますのでまたよろしくお願いします。
追伸:もしよろしければ書評の内容、宣伝等に使ってよろしいでしょうか?