(二)‐3

 シッコとチッチはそれぞれビニール製のソフトコンテナやポリタンクなどに入ったゴミをもって空間を水平に移動して戻ってきた。そして、ジョージがいるブロックのすぐ足元に縦にあいている通路に降りて行った。

 その際、チッチが運んでいたポリタンクには茶色の物体で満タンになっていた。しかも猛烈に強烈な臭いを放っていた。

 ジョージは耐えられずにしかめっ面をしつつ、鼻を押さえて息を止めざるを得なかった。

 そしてコンテナなどを置いてきた二人は再びそれぞれ来た部屋へ戻っていき、もう一度コンテナやタンクなどを持って通路を降りて行った。


(続く)

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