第4話 第二の進化…あれ?
もう少しで進化できる。そして今日もレベルを上げる。
「スラスケ、今日も頼む」
「おうよ!」
ぺちぺちとからだをこすりあう。角張ってはいるが感触はスライムだ。少し硬いが。
チャリン。
チャリン。
チャリン。
チャリン。
チャリン。
『進化可能レベルに達しました。進化しますか?』
チャリン。
チャリン。
あ、やべ、無駄に上げすぎた。Lv22か。相手が強くなったぶん経験値の入りが多くなったのか?
「スラスケ、サンキュー、ちょっとオーバーしたわ」
「おっ、そうか。そんじゃ、進化してくれよ!」
「おう!」
ステータスを開くと『進化可能レベルに達しました。進化しますか?』の文字がでてきた。もちろん、はい。だ。
進化が始まった。あれ? なんか前と違う。スラスケの時とも違う気がするな。ちょっと光が赤っぽい? どういうことだ? うわっ、からだあっつ! なになになに!?
『進化が完了しました。条件を満たしたので「べちスライム」から、変異種「トゲスライム」になりました』
条件…? トゲスライム? あっ! あのレアな奴か! 確かペットとして飼うのが貴族の間で流行ってる設定があって、かなり高額な値段で売れるって聞いたことがある。超レアな奴だから俺は見た事なかったし、その発生は謎だって言われてたけど、カクスライムの変異種だったのか。それにしても条件ってなんだろうな? レベルオーバーの事か? まっ、とりあえずステータス確認だな。噂ではかなり強くて捕まえるのも一苦労だったらしいが…
種族『トゲスライム』
Lv1 ♂ スラオ
進化まで後Lv24
HP: 18 MP: 12
攻撃力: 13
守備力: 23
素早さ: 10
魔法耐性: 5
特技 無し
スキル たいあたり+1 毒霧 硬化 突進
個体特性 トゲ
特殊技能 無限成長
称号 転生者・超晩成型・進化者・変態
おおおおおおおおおおおお!!!! すげー!! 一気に強くなった! 何だこのステータス?! 守備力一気に20超えてんじゃん!? すげー!! 変異種やべー!!
あ、スキル増えてる。『硬化』は、知ってるな。『突進』か。ゲームやってた頃は『たいあたり』との違いがいまいちよくわかったなかったけど突進の方が若干スピードと射程が長かった気がするな。
『個体特性』? の『トゲ』ってなんだ? 冒険者時代もトゲスライム会ったことないからわかんねぇ。攻撃されたらトゲでやり返せるとか? トゲを自在に操れるとか? 突進とたいあたりの時に追加ダメージ入るとか? まぁ今後使っていけば分かるっしょ。
「お、おい。『カクスライム』になるんじゃなかったのか? なんかトゲトゲしいな。」
「わかんない。レベル上げすぎたせいかな? それとも他の理由があるのかも知んない」
『条件を満たしたので、『たいあたり+1』と、『突進』を融合させ、『撃進』としました。』
え? そんなことあんの? 融合させちゃったら使い分け出来なくなんじゃん。MP少なくなって後半スキル使えなくなるとかやだよ? え?
種族『トゲスライム』
Lv1 ♂ スラオ
進化まで後Lv24
HP: 18 MP: 12
攻撃力: 13
守備力: 23
素早さ: 10
魔法耐性: 5
特技 無し
スキル 毒霧 硬化 撃進
個体特性 トゲ
特殊技能 無限成長
称号 転生者・超晩成型・進化者・変態
ほんとに『撃進』になってる。。。
「どうしたんだ? 急に黙って」
「い、いや、なんでもない。それより外に出てみるんだろ?」
「ああそうだな! お前俺より強くなってそうじゃねーか」
「一応ステータス確認してみる。スラスケの」
種族『カクスライム』
Lv4 ♀︎ スラスケ
進化まで後Lv16
HP: 13 MP: 9
攻撃力: 8
守備力: 20
素早さ: 8
魔法耐性: 4
特技 無し
スキル たいあたり 毒霧 硬化
特殊技能 無限成長
ほとんど変わってねぇ。あ、進化レベルが違うんだな?僕は25で進化になってるけどスラスケは20か。けど僕の方が強いから追いつけそうだな。色んな戦い方考えてたらにやにやが止まんねー!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます