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堰口草庵への応援コメント
馴染みのある土地でもあり、わくわくする出だしでした。
滑り台の下る傾斜と、帰りの坂を上るのがとても効果的にファンタジーと現実を繋いでいらして印象に残りました。桃青さんの不思議な力も幻惑的な描写で綺麗です。
伊達は有朋の様に何かを成すのでしょうか。『東京大学が文京区になかったら』にあの辺りと上水について良く纏められていた為、私には伊達がその筆者の学者さんの若い頃の様にも思えました。
作者からの返信
小余綾香さま、はじめまして、隠井迅と申します
お読みくださり、ありがとうございます
私も江戸川公園は、よく散歩で訪れるのですが
以前から、この周辺を背景にして、この場でしか生じ得ない物語を書きたい、
と考えていて、あの浮き橋を歩いている際に浮かんだ発想も
今回物語にしてみました
細道を時の境界に渡るからこそ、そこが現実から幻想への橋になり
今回は、青きすべり台がその<道>となったというコンセプトです
伊達は元々別の作品の主人公として用意していた人物なので、
何かきっとやってくれるの違いない、とわたくしも期待しています
堰口草庵への応援コメント
楽しく読めました。
すでに失われたモノを見たいという願望は、ときどき私の胸にも訪れます。
そんな想いが重なったようでした。
詳しく現地取材をされたと見受けられました。
私も現地取材をしたことがありますが、思った以上に収穫があるものですし、想像の輪がぐんと広がったりもします。
堰のみならず、人物も、その住まいも登場となったのは、きっと現地の力が乗り移ったからなのでしょう。
そんなことも想像しながら楽しく読めました。
また、『くずし字解読』という講義もあるんですね。
私は理系ですので、勉強になりました。
同じ日本語と言っても、時代が変わると全く読めなくなってしまいます。
活字や鉛筆によって、使われなくなった文化を改めて想いました。
作者からの返信
亜逢愛さま
はじめまして、隠井迅と申します
このたびは、私の『黄昏の分岐路』をお読みくださり、ありがとうございます
自分も、消えゆくものに非常に興味を惹かれます
実は、連載している作品の中に『虚構の中の都市空間』という物語の舞台探訪のエッセイがあって、この作品は、その際の取材の過程から生まれました
自分は、文学科のど文系なのですが、自分の出身大学に、くずし字の講義がありました。自分は、日文ではなかったので、実は未受講なのですが
お手隙に折に、他の作品もお読みいただけたら幸いです
それでは失礼いたします