スキル「勇者」、、、え職業じゃなくて?

ぱとりおっつ

第1話

僕の名前はリュート。

今日は待ちに待った祝福式だ。僕は服を着替え外に出ようとしている。祝福式では、15歳になった全員に神託(職業とスキル)が言い渡される。


【リューくん早く行こー!】

【すぐ行くー!待っててレイナ】


レイナは僕の幼馴染であり想い人でもある。とても可愛く、隣の村の人からも告白されているのを見た事がある。

僕は今、母さんと父さんが早くに亡くなったため、彼女の家でお世話になっている。とても悲しかったが彼女に支えられた。


【おはよーリューくん】

【おはよーレイナ】

【今日は待ちに待った祝福式だね!一緒に冒険者になるって話忘れてないよね?】

【もちろん忘れる訳ないよ、僕の夢だし】


そう僕は、冒険者になることが夢だ。父さんが冒険者だったため、そのかっこよさに憧れた。


【よし行こっか】

【うん!2人とも冒険者に向いてる職業がいいね。、、、でも向いてる職業じゃなくても一緒に冒険者になりたいな、なんて無理だよねへへっ、ごめんね】

【向いてる職業とか関係なく一緒にやろーよ】

【えぇでも私足引っ張っちゃうかもだし】

【そんなのお互い様だよ、僕が冒険者に向いてない職業だったら僕のこと見捨てないでね】

【うん、絶対だよリューくん】


この笑顔がほんとに可愛い、こんなのすきならない訳ないじゃないか。


僕らは教会えと足を進めた。




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