第4話

 皆さんどうも昨日ぶり!!ついに正式に私の勤務が決まった!!バンザーイバンザーイ!!


[え、昨日?もっと前だった気がするけど?]


 うそです。ごめんなさい。よく分からないぶりです。全部悪いのは担当作家です!!作家が早く書かないからです。

 別にそんなの書かなくても話せるのにね。


[多分作家さん、苦労したんだろうなぁ……]


 ってことで、この台本を破ります!

 ビリビリィ……!!


[いや、作家さんの努力は!?]


 ま、こういう風にしろって台本で書いてあったから仕方ない。

 このあと空白だし。


[おい、作家まじめに書いてねぇのかよ!!]


 ふぅ、じゃあ今日もお便り読んでいこうかな。


[なんか、変わらないなこの人……]


 あ、あれ……?


[早くしたら……?]


 皆さん、緊急事態です……!


[え、なになんなの?]


 なんか、Gがいる……。


[いや、どうでもいいよ!!]


 それも六万匹。


[おいどんだけ数いんだよ!]


 まぁ嘘だけどさ。


[いや、サラッと嘘つくなや!]


 まぁでもアレだよね。メールが送りにくくなったからね。仕方ないよ。うん。こうして私が時間稼ぎするしかない。


[へ、へぇ……。なんか苦労してるんだな]


 ということでラジオネーム『小鳥』さんからのお便りです!


[あれ、なんか普通?]


『第二のラッパが鳴った時、アメリカは血の海になるだろう』


[いや、やっぱり厨二病ばっか!]


 と、兄に教えられたのですがどういう意味でしょう。


[あ、君が考えたわけじゃなかった?!ごめんなさい厨二病だと思って!]


 うーん、あれじゃないかな。多分第一のラッパが世界を作るためのラッパだったんだよ。

 で、第二第三と世界を部分的に壊していく的な?


[うん、この人に真面目を求める奴が間違ってた!]


 こうして未だそのラジオは鳴り続ける……。

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