脆く、切ない。されど美しい。

今にも壊れてしまいそうな切なさの中、確かに存在する愛カタチ。それは、歪で爛れているが、青さの残った果実。傷んだ箇所を愛おしく撫で回すかの様な。
最も強い印象として、とても綺麗だと思いました。複雑な感情が胸の中に残るけれど、二人の関係をいつまでも見ていたくなる。素敵ですね。

また、二人にとって特別な場面に出てくる琵琶湖に浮かぶ月の形。これを合わせてくるので、場面の重要さが感じられました。