無音

くうき

第1話 空白を混ぜた世界に音は鳴る。

 きっと、今この世界から音が消えたら私たちは何を頼りにして生きていくのだろう?そして最初にどの音から無くなるのか、そして最後に残る音は一体あなたにとってなんですか?私は始めに消える音は人の声はだと思う。そして、最後まで残る音は多分だけど水の音。それについての理由はない。でもこれだけは言える、たとえ何があっても人の声が最後まで残ることは絶対に無いと私は断言してもいいと考えられる。


 自分だけが生きているそんな世の中を誰かは勝手に評価して勝手に批判して口出しをする。それは思春期真っ只中の人達には共感できることも何個かあるんでは無いかな?たとえばの話だけど、親から勉強しろっ!など言われたことありません?それって余計にやる気が出なくなりますよね〜。他にも部活の先輩や、まぁ苦手な人達から何か言われたりするとつい反抗的な態度を取ることがありませんか?私はこの2つの例を経験してる人間なんです。実際の話、これは直さなければいけないものです。しかし、この二つの例にしても人間関係を考えた瞬間、やる気が削がれませんか?だからこそさっき話した通り結果人の声が最後まで残ることはないんですよ。そして残る音は自然の音。しかし、それだけで全てじゃないよね、他にも機械音やら人が作り出す音、そして奏でる音、つまりは音楽ですね。そんなのが大体最後に残る音、何故かって?多分なんですけど人はいつも逃げる道に行こうとします。だからこそ1番に切って捨てたくなるのは人なんです。それが如何なるいい人であったとしてもその声を聞きたくない日は必ず来ると思いますね。


 さてと、このタイトル『無音』には私がかなり適当に考えたものなんですよね。まぁでも言えることがあるとすれば、人の生活に無音の環境にいること自体が珍しく思えるくらいに、音が溢れているんです。だから『無音』。この世界から音をなくすと何が残ると思います?その答えを見るのはまだまだ先ですね。うん。だからこれからが本番だ。


 見上げた空にある色は何色か?そんなことを考えたことはあるだろうか?そしてそれには音が関係している。多分私自身はそう考えますね。だって音は感情や雰囲気を表現するためにあるものですね、そしてそれらを全て観れるのは確実に空、一択だと私は考えますね。なんでって?それは君たちの手の中に入っているんだよ。一人一人の個性が共鳴して響き合い、か細い音は着実に大きな音となり全てを支配する。それが空となる。何もかもが嫌だと思ったとしても空は音を聞いて私たちの声を嫌でも聞かなければいけない。つまりだけどそれって面倒なんだよ。


人と関わるのはほどほどが1番だね。うん。

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