第3話 ドナドナ

自分

 「あ、部長、今帰り?」


部長

「おう、そうだが」


自分

 「いや、みんなで帰ろうと思って。ところで副部長はそろそろ脱『いがぐり』しないの?」


副部長

「うるさいな」


~それから三分後~


自分

 「いがぐりいがぐり」


部長

「そうやってすぐに副部長をネタにするのはよくないぞ」


自分

 「それはいがぐりであっていがぐりだからこそ成り立つ真理だ」


部長

「なぞだな!!」


自分

 「まぁ、実際副部長をネタにしすぎた感はあった。しかしもう彼はバスに乗って遠く彼方へ行った」


友人K(GHQ部ではないので役職がないのでご勘弁)

  「それでもよくないでしょ」


自分

 「それはそうだがネタが思いつかなくてなぁ」


部長

「いや、そこは無理やりでも頑張れよ」


自分

 「うーん、分かった。じゃあ適当にボケて」


部長

「チャーって人間超えてるよね」


自分

 「いや、どないやねん。どないやねんどないやねんどないやねんどないやねんどないやねんどないやねんどないやねんどないやねんどないやねんどないやねんどないやねん……」


友人K

  「いや、何やってるん?」


自分

 「なんでやねんなんでやねん」


部長

「まぁとにかくそのネタは却下」


自分

 「どないやねんどないやねん!!」


部長

「いや、面白くないやろ?」


自分

 「どないやねんどないやねんどないやねん!!!!」


部長

「今日テンション高くない?」


自分

 「最近寝てないから深夜テンションやねん」


部長

「まぁ、なるほど」


自分

 「ドナドナ」


部長

「急にどうした!?ドナドナは曲やぞ?」


自分

 「知ってるよー

  でも俺がいったのはどないやねんどないやねんの略」


部長

「そんな意味不明な言語つくらんでええねん」


自分

 「じゃあドナナ」


部長

「バナナみたいに言ってんな!!」


このとき友人Kはずーっと「青ブタ」を歩きながら読んでいた。

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GHQ部(ノンフィクション)の日常 楠木 終 @kusunoki-owari

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