雲の上
勝利だギューちゃん
第1話
「雲の上は、いつも青空」
ウォルコットさんだったか、上手い事を言う。
もう何日も、雨が続いている。
少し前までは、降らなくて問題になっていたが、
その分の雨が、まとまって降っている気がする。
部屋の窓を開けて、降りしきる雨を見る。
降らなくても困るが、降り過ぎても考えものだ。
元来、僕はインドア派だが、それでもこう毎日だとまいる。
雲の上・・・
太陽は変わらず輝いているのだろうか?
どこかの誰かを、暖かく照らしているのだろうか?
太陽よ
僕はいい
まだ、どうにかなる
君を必要としている誰かを、暖かく照れしてくれ
そして、その人に笑顔を与えてくれ
・・・なんてね。
雨のやまない日はない。
朝の来ない夜はない。
冬は必ず春となる。
昔の人は、上手い事を言う。
今はただ、眼の前の事をこなそう。
そうすれば、やがて現状も打破できる。
僕は、窓を閉じた・・・
《大丈夫だよ。
あなたの冬は、もうすぐ終わる。
あなたには、春が来る。
その時、あなたは最高の笑顔になれる。
私は太陽・・・
いつだって、あなたを見てる。
もう少しだけ、待っててね・・・》
太陽さん・・・
あなたを、信じてみる。
雲の上 勝利だギューちゃん @tetsumusuhaarisu
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