幕間:所詮は夢の中

申し訳ありません。

次回くそ勇者サイドですが、その前にこれを忘れてたので投稿します。

特にこれと言って何もありません。

只のコント?です。

――――――


「いいか、その席から動くなよ」


釘を刺してから、ソリトは店員に手洗い場の場所を聞いて入る。

思った通り換気用に窓が取り付けられている。

ソリトはそこからリュックを押し出し、自分も窓から抜ける。


「よし、逃げよう」


ソリトは村を目指して駆け出す。

街を出て、街道を走る。


暫くして村に到着した。

立ち止まったら腹の虫が鳴り始めたので、ソリトは宿に直行した。


「おかえりなさい、ソリトさん」


ソリトは思わずズッ転けた。


「何でお前いるんだ!」

「だって、リュックを背負ったままお手洗いに行かれるので、これは逃げると思ったのでソリトさんが入った瞬間に村を目指したんです」

「怖ぇよ」

「ふふふ、逃げられると思わないことですね。ソリトさん」


それを最後に視界が暗くなった。


「…………」


視界が明るくなった瞬間ソリトが見たのは宿部屋の壁だった。


「夢か」


しかし、何故だか夢とは思えないくらい現実味があったのは何故だろうと考えながら部屋を出た。

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