99本のバラ~99version~

SEN

99本の薔薇~99version~

台本:SEN  声劇2人台本(男1・女1) 所要時間:約40分


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※アドリブ等はストーリーを捻じ曲げない、雰囲気を壊さない程度であればOKです。




配役

川口:麗の部下。先輩のことが大好きすぎてついに告白!だが…

麗 :仕事ができるクールな先輩。川口に告白される!だが…







本編↓






「(大きな溜息)はぁ、川口くん…何の用なの?こんなところに呼び出して…仕事終わらせないと帰れないわよ?」



川口

「す、すいません先輩…どうしても話しておきたいことがあって…」



「また、辞めたい。なんて言うんじゃないわよね?もぅ聞き飽きたわ」



川口

「すいません…どうしても話しておきたいことがあるので…」



「わかった」



川口

「はい…」



「……じゃぁ何?寒いんだから早く言ってくれる?高層ビルの屋上って風が強いのよ」



川口

「あ、あのですね…ち、ちょっと後ろ向いててもらえますか」



「は?何で?」



川口

「お願いします!」



「…はぁ…はいはい向いてればいいんですね。変なことしたらこのボールペン鼻から刺して耳に貫通させるからね」



川口

「わ、わかってます!」



「まったく…」







川口

「よし、いいですよ先輩!!」



「はいはい……っ!?…え?…何…この薔薇の花束…」



川口

「先輩、今日誕生日ですよね…ぼ、ボクからの…いや、オレからのプレゼントです!!」



麗(照れながら受け取る)

「ぁ…あり…がと」



川口

「へへっ」



「しかし…凄い本数ね…何本あるの?」



川口(照れながら)

「き、99本あります…」



「…赤い薔薇の本数…意味があるの知ってる?」



川口

「もちろん知ってます…【永遠の愛、ずっと好きだった】…だから99本なんです…先輩、好きです!俺と、付き合ってください!」



「…」



川口

「…だ、だめですか?」



「じゃぁ証明して」



川口

「証明?俺が先輩を好きだという証明…ですか?」



「そう、一旦これは全て返すわ。ん」



川口

「え…」



「私に一本ずつ渡しながらキザな台詞で口説いてみて?」



川口

「えぇ!?き、キィザなシェリフ!!?」



「うん。私が好きならそれぐらいできるでしょ」



川口

「あ…はい、やります、できます!渡し終えたら…答えを聞かせてくださいね?!」



「わかった…時間が無いわ。はじめて」



川口

「は、はい…まず手始めに…」




(川口役の方ここからは全力イケボで)





川口

「君の瞳に乾杯」

「眼球傷つくわ。次っ」



川口

「君は僕に舞い降りた天使だよ」

「どっちかいうと堕天使だわ」



川口

「僕と君とは、前世から結ばれる運命だったんだよ」

「お前何回転生してんだ。次」



川口

「ふと空を見ると感じるんだ、今も君が同じ空を見ているんだろうなって」

「ここに居ますけども?」



川口

「毎朝俺に味噌汁を作ってくれないか」

「あさげ大量買いしとけな?」



川口

「俺の、味噌汁になってくれないか」

「オカズにするってか、やかましわ」



川口

「最後かもしれないだろ?だから、全部話しておきたいんだ」

「ファンに呪い殺されるよあんた」



川口

「君を見た瞬間、電流が走ったんだ」

「どっか漏電してるから調べてもらえ」



川口

「体が夏になる…過激で、最高なんだ」

「聞いたことあるなぁおい。絶対西川さんだ」



川口

「僕の恋の暴走特急は、セガールも止められないよ」

「沈黙シリーズやん名作でたこれ」



川口

「釣られちゃったよ、君の赤い糸に」

「セーターほどけてねぇわ」



川口

「この服、君のブランドと合わせてみたんだけどどうかな」

「お前それミキハ○スじゃねぇかすげぇな」



川口

「夢の中まで君を抱きしめにいくね」

「夢にまで現れんな自由にさせろ。次」



川口

「俺色に染まってくれないか」

「聞いた瞬間ス○ップの君色思い浮かんだわ。」



川口(アドリブでキザ台詞)

「               」

麗(アドリブで冷めたツッコミ)

「               」







川口

「あの、先輩…今何本目ですか?」


「えーっと…15本。だからあと84本分ね」


川口

「もぅ勘弁してくれませんか…」


「あれ…私のこと、好きなのよね?」


川口

「あ、はい、やります、やればいいんですよね」


「では16~30までを~?カウントォ~ダウン!!」


川口

「今の子わかんないでしょそれ…」









川口

「君と僕の恋の列車は走り出したよ」

「すぐ終点だわ」



川口

「僕はS極、君はN極」

「小学生の理科の実験かよ。次」



川口

「まるで僕は卵だよ、君がいないとだめなんだ」

「ごめん卵白大嫌い。」



川口

「君が太陽なら僕は月、君に照らされて僕は輝けるんだよ」

「一生近づくことないけど大丈夫?」




川口

「やっと僕のシンデレラをみつけたよ」

「靴のサイズ27だけどあんのかそんなガラスの靴持ってきてみろ」



川口

「사랑하기 때문에 사랑하는 것이 아니라 사랑할 수 밖에 없기 때문에 사랑하는 것입니다(ノムサランヘソチャムガマッチョヨオットカジョ)」

「日本語でおk」



川口

「一瞬だって君を忘れたことないよ」

「大便する時でもか。次」



川口

「俺の思い、情熱を、魔法にしてみました。それでは聞いてください。メラゾーマ」

「ん、マホカンタ」



川口

「今夜僕が君のパジャマになってあげるよ」

「ど根性ガエルか」



川口

「愛の確定申告をしに行ってくるよ、君の実家に」

「申告漏れで捕まってしまえ」



川口

「女神様がほんとに居るかだって?僕は毎日見てるよ、君のことだよ」

「人間じゃねぇけどそこんとこどうなの?」



川口

「道を教えて欲しいんだ、君のハートに続く道を」

「大動脈だわ。次っ」



川口

「地図持ってる?なぜって?俺は君の瞳の中で迷ってしかたがないから」

「すぐアイボンするから大丈夫」



川口

「どんなに離れていても、ずっと一緒だよ」

「お互い実家暮らしで家も300メートルぐらいしか離れてねぇわ」




川口(アドリブでキザ台詞)

「               」

麗(アドリブで冷めたツッコミ)

「               」





川口

「先輩…今何本目ですか…」


「えーっと…30本。だからあと69本ね。何?辞める?」


川口

「や、あの…えと…」


「私のこと、好きなのよね?」


川口

「ええ…たぶん…きっと」


「では31~45までを~?」


川口

「カウントォ~!?ダァウン!!」


「やるじゃない(ニコッ」









川口

「星が綺麗だね、もっと綺麗な星は…君だよ」

「クレーターみたいな肌してんなってdisってんのかおい」



川口

「毎日、君が作った豆腐が食べたい」

「大豆から作るのかよ手間だな」



川口

「君を逮捕する。僕をクレイジーにした罪で」

「冤罪だわ逆に訴える」



川口

「世界中のどこに居たって君を見つけれるよ」

「どこかにGPSつけてます?怖いんだけど」



川口

「火災警報器が鳴った理由を知ってる?君がホットだからだよ」

「火の能力者だったならいますぐ貴様を燃やし尽くしてるわ」



川口

「君がユリアなら、僕はラオウだね」

「あ、ケンシロウさんお願いしゃーす」



川口

「俺が家康なら君は秀吉だね」

「部長の名前が織田だからかよわかりにくいわ」




川口

「君のヒールで、毎日ご飯が食べたい」

「クソド変態じゃねぇか」



川口

「あなたはとんでもないものを盗んでいきました。 私の心です」

「とっつぁんの名台詞パクッただけじゃねぇか」



川口

「恋に愛を注ぐとどうなると思う?LOVEに代わるんだよ」

「頭の悪さが際立ってんな」



川口

「1も2も俺は嫌いだな、ゼロが好きだレイ、だけにね」

「あんた大喜利してんの?」




川口

「くっ…ここは俺にまかせて、お前は一生俺と居ろ」

「どこに強大な敵が居るんだよ」




川口

「Iloveyou. スペースを埋めたんだ、誰も入ってこれないように。」

「それ文字見ねぇとわかんねぇやつだからな」



川口

「この近くに飛行場があるのかい?それとも離陸(テイクオフ)しようとしているのは僕のハートかな?」

「積乱雲大量に用意しといてやるから早く離陸しろ」



川口(アドリブでキザ台詞)

「               」

麗(アドリブで冷めたツッコミ)

「               」







川口

「先輩、変わってください」


「は?何言ってんの?あんたの告白でしょ?」


川口

「先輩ばっかりツッコミはちょっと不平等かなと思いまして」


「いやいや誰もそんなこと思ってないから」


川口

「少なくとも今聞いてる方々はそう思ってるはずです、なぁみんな!」


「ちょ、あんた誰に言ってんのよ!?大丈夫!?」


川口

「みんな!コメントでの応援、よろしくな!」


「設定完全無視だけどこれ大丈夫?あのコメントの方々答えなくていいですからね?」


川口

「大丈夫です!ではいきますよ?そんな先輩の男性が女性から言われたい 萌える・妄想セリフまで~?」


「ちょいちょいちょいちょい変わってる!変わってるよー!!」


川口

「アタックチャァァァァンス」


「あ、華丸さんのほうだわそれ」







(麗役の方ここからは全力可愛く)






「別に、あんたのためにやったんじゃないんだから勘違いしないでよね! って、な、何でそんなこと言うのよ!恥ずかしいじゃない、バカぁ…私だって本当は………ななな、何でもないわよっ!!プン!!」


川口

「キター!麗ちゃんのツンデレキター!!次!!!」



「大丈夫?はい、私のハンカチ。良かったら使って。それにしても、あなたって結構ドジなんだ。あ、ごめんね、悪い意味じゃないのよ。何だか可愛いなあって。」


川口

「年上おねぇさんも良きですなうんうん。はい次!!!」



「あんたは私のこと幼馴染としてしか見てないかもだけど、私は1人の男の子として見てたの!要するに…ずっと好きだったの!言わせんなバカっ…」


川口

「幼馴染設定神かよっ。てかこれ書いてる台本師最高かよありがとSENさん」



「静まれ、静まりたまえー!さぞかし名のある山の神ともあろう御方が、なぜこのようにあらぶるのか!やめろー!」


川口

「え、待って…それ?どこの物の姫?しかも主人公のやつやん」



「川口くん!この服、どこで買ったと思う?フンっ…わかるわけないわよねこんな有名なブランドさえわからないなんてほんと嫌だわ…いいわ、特別に教えてあげる、し・ま・む・ら」


川口

「あー…庶民的で好きだけど…そのスーツしまむらなの?」



「あなたはちっとも悪く無いのよ。あの女があなたをたぶらかしたんだから。だから私がきっちりと清算してくるからあなたはここで待っていてね。え、これ?護身用よ?やだなぁ使うわけないじゃない…やだなぁ」


川口

「麗ちゃんの真骨頂キター…さすがの一言っす」



「あ、やば、整形したい。私も頑張っているのに私よりあの子が好きなんでしょ?私サバサバしてるから。あーだるい。帰りたい。どうせ私なんて誰からもかまってもらえないし。あ、やば、消えたい。あ、明日消える」


川口

「ひいい~すげぇヘラってんなーって路線外れてきてない?」



「ねぇお兄ちゃん!私ね、大きくなったらお兄ちゃんと一緒になるんだ!そしてね、一緒にずっとね、ずっと添い遂げるの!」


川口

「んーーー!!先輩の妹設定も良きデスナ…最後添い遂げるて言うたね!!添い遂げるて!!」



「川口くん…何って?待ってただけ。一緒に帰りたくて。会いたくなったから、来た。遠回しに言ったほうが良いなら善処する。それより、あまり心配させないで。え?あなたのこと?…いいけど…一度しか言わないからよく聞きなさい?好きよ。・・・聞こえた?」


川口

「クーデレもキマシタワー!これは女子のハートもキャッチしちゃうやつですな!拙者わかりますぞうむうむ!」




麗(アドリブでキザ台詞)

「               」


川口(アドリブで冷めたツッコミ)

「               」







「川口くん?ねぇ…何これ」


川口

「へ?言った通りですけど…何か?」


「趣旨変わってきてるわよこれ…」


川口

「大丈夫ですよ?僕得ですし聞いてても楽しいですし。ねぇ?」


「また下の方々に聞いてる…」


川口

「まだまだ薔薇はあるんですから。次、いきますよ!?」


「できないよ…見たことも聞いたこともないのに…できるわけないよ!!」


川口

「やるなら早くしろ、でなければ帰れっ!!」


「逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃ、だめだっ!…やります、麗がやります!!」


川口

「ナイスエヴァン○リオン」


「てってってーてーてーて!」






「あのね先生…もぅ私…歳の差なんて関係ないの!好きなの!この気持ちを抑えられないの…私先生の事が好き…だからお願い…私を大人にして?」


川口

「かーっ…禁断の恋…これは教育委員会黙ってないわよ!!」




「だから~何回いうたらわかんねん!あんたには何回も言うてるやろ?も~ほんまええかげんにしてや~?…え?言うん?…わかった…ほなら仕方ない…言うで?一回しか言わんからな?…好き、やで」


川口

「関西弁だしてきたー台本師の得意分野だしてきたわー…しかしなんだろ…女性が使うコテコテの関西弁…たまりまへんな」




麗(早口で)

「その言葉を思い出したとき、私の視界は真っ暗になった。まるでにぎやかなテレビが突然消えたみたいに。何が起きたのかわからなかった。ただ、そんなわけない、そんなわけないと自分に言い聞かせ、きっとこの夢から目覚めれば、いつもの変わらないあなたの笑顔があるのだと必死で信じようとした。だけど、やっぱりそれは現実で。母に連れられて行った病院で言われた病状を聞いて私はそれがほんとのことだとわかった。そしてあなたに会った時にそれは確信へと変わった。あなたが好きなのだと」


川口

「ぉー…すげぇの一言ですハイ…でもでもでもね?そんな早口で告白されたら引くね。間違いなく」




「ね、川口くん、そういうことやめよ?先生言ってたじゃん。ちゃんと仲良くまってなさいって。意地悪しないでみんなでいっしょに遊びましょう?え?私と二人きりで遊びたいって?…もぅ…仕方ないなぁ…あとで保健室で…ね?♡」


川口

「女教師ぃぃぃぃありがとうございますありがとうございますありがとうございます。あの枠主さん…録画残してくださいね?」



「ふむふむ。なるほど。あ…見えた。あなたの守護霊さんね、これからあなたに敵対心を持つ生霊が襲ってくることになってるんだって。だから川口くんを守るために、その守護霊さんは真夜中にトレーニングしてるんだって。それで気合が入って、ふっ…ふっ…ふっ!って声が出ちゃったみたい。それは…うん…ごめんって言ってる。腹筋だけを鍛えてるみたいよ」


川口

「霊媒師!?僕なんかついてます!?筋トレしてんの!?なんで腹筋だけ鍛えてんの?!」




「あら川口はん…ここ、まだ埃が残っておりますなぁ…あきまへんなぁ、こんなんでウチんとこの長男を嫁に貰うなんて…ほんまうちんとこの長男も何を考えてるんやろう…な?川口はん」


川口

「ひぃぃいいすいませんすいませんすぐ掃除しますから何とか許してくださいごめんなさい!……って俺次男やねんけどその長男誰だ!?」




麗 

「ほら、いいからどんどん回して回して!マシンの動力は電気。ただ1.21ジゴワットの電流を得るのには核反応が必要。何てこった…帰りの分のプルトニウムを積み忘れていた」


川口

「デロリアンの次元転移装置の説明だぁ…俺もぅ何話されてんのこれ」




麗 

「はーい川口さんー朝ですよー…よく寝れましたかー?はい、テントはたたみましょうね~検温しますねー?あ、もぅ…こーら、だめですよーそんなことしちゃー」


川口

「白衣の天使ぃぃぃぃぃしかもこの展開は出だし5分以内のやつー」





「川口さ~ん期日通り、きっちり払ってくれるんやろな?あ?なんやて?払われへん?かないまへんなぁ~…もぅ何日伸ばしてるんやと思ってるんでっかー?ほんまかないまへんなーわてのこの気持、どうしてくれるんでっかー?」


川口

「怖い金貸しやけど可愛い…その気持ちしっかり返しますっ」





麗(アドリブでキザ台詞)

「               」


川口(アドリブで冷めたツッコミ)

「               」











「ねぇ…やめたいんだけど…まだ64本なんだけどこれ」


川口

「ですねぇ…きりが無いですが…どうします?ショートバージョンのようにビルの上から残りの薔薇、投げます?そしたら終わる流れにしますよ?」


「それをしないのがこの99バージョンじゃないの?」


川口

「ハッ、そうでした…じゃぁ…うーん…あ!!一人一本!一本ずつ渡しあい言い合いましょう!そしたら早いですよ!」


「何それ…でも、ツッコミ不在になるけど大丈夫なの?」


川口

「もうどうとにでもなれですよ!どんとこい超常現象!!」


「上田さんやん」


川口

「さ、終わんないですしおすし。いきましょう」


「じゃぁいくよー?」


川口

「あ、はいお願いします!ノリノリっすね!!」



麗(アドリブでスタートの合図を)










川口(RAP口調で)

「俺が川口これはがま口これは愚痴じゃねぇ半端じゃねぇ!!聞けよ上司聴かぬ?笑止!お前に示すぜこの引かぬ調子!!」


麗 (RAP口調で)

「私が先輩渡しはせんかい?受け入れる文句は毎日千回嫌になる戦敗。だが退かない私は課長この会社に舞い踊る花鳥!!」



川口 

「貴女は完全に包囲されています。おとなしく投降し、その薔薇を解放しなさい!そして俺を好きといいなさい!」


麗 

「うるさい!!早くヘリを用意しやがれぇ!人質のこの花束がどうなってもいいのか!むしろ投げ捨てたいがどうなってもいいのか!!」




川口

「It’s a pleasure to work with you.(一緒に仕事できて光栄です)」

「That’s my line.(いえいえ、こちらこそ)」

川口

「Is this a pen?(これはペンですか?)

「No it's tom!(いいえ、それはトムです)

川口

「I never want to see you again!(2度と会いたくない)」

「That’s my line!(それ、こっちのセリフなんだけど)」



川口

「果たして、川口は麗の元にたどり着くことができるのであろうか…いそげぇえ悟空ぅぅ」

「次回!ヤ○チャ死す!おそるべしサイバイマン!この次もぜってぇぶっころすぞぉ」



川口 

「いいかい?これは好きなことを書いて演者に引かせることができる魔法の薔薇だ…用意するものは簡単、メモでも何でもいい。そこにモノマネする物を書いてシャッフルする…そして順番に引いて演じる…どうだ?怖くなってきただろう?俺も書いといてなんだが不安でいっぱいなんだ…って言う台詞をどこかで聞いたことがあるんだ」

「え、ちょ、まって?めっちゃあせったんやけど?やらんやんな?大丈夫やんな?SENさんの台本ってのは一緒やけど台本が違うもんな?な?まじであせるからやめなぁ?」



川口

「そろそろいいかな…もっとずっとやっていたかったけど改めて言います、先輩色々ありがとうございました。楽しかったです。残り20本です。」


「え、何言ってるの?これで終わりじゃないわよ、私の気持ちもしっかり聞きなさいよ」


川口 

「もぅ十分聞かせていただきました…すいません先輩。俺、会社辞めることになりました。」


「…え?…退職届とか…受け取ってないわよ。受け取っているのはこの薔薇だけ…」


川口

「ほんと…すいません、先輩に渡さず部長に直接渡しております。先輩に言ってもきっと止められているでしょうから…」


「どういうことなの!?しっかり理由を聞かせなさい!納得できないわ…」


川口

「…上京してきて今まで頑張ってきましたが…親が…入院しまして…」



麗 

「・・・そぅ…前々から調子が悪いとは聞いてはいたけど…」


川口 

「二人共倒れてしまうとさすがにもぅ…俺しかいないんで…先輩には話さず行こうかと思いましたが…無理でした、俺先輩が好きだから伝えておきたかったんです」


麗 

「…ほんとずるいな…川口くんは…許さないとでも思う?私が」


川口 

「…そう言ってくれると思ってました」


麗 

「川口くんの思いは前々からわかっていたし私の気持ちも前から決まってた」


川口

「先輩…」


「仕事の方は大丈夫、まかせて。でもね川口くん。辞めることは許さない。席は残しておくから、来れるときに来てくれればいい。」


川口

「え、俺がたまに来たところでほんと少ししか役に立ちませんし…何で」


麗 

「私があなたを必要だから…いなくなるなんて考えられないから」


川口

「それは…どういう」


麗 

「ほんと君は鈍い男だなぁ…こんなに言うってことは決まってるでしょ?まだわからない?」


川口

「はぃ…すいません…え」


麗(渾身のリップ音をお願いします)

「(口づけ)私もあなたが好きってことよ。はい99本目の薔薇」





N川口

その後どうなっていったか…そこは聞いている皆さんのご想像におまかせします…ただ僕は…幸せです…ありがとうございました





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99本のバラ~99version~ SEN @sensensenkou

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