リオ
山本正純
プロフィール
外見
髪型は桃色のショートカット。瞳の色はピンク色で、胸がまな板のように平ら。耳は尖っている。低身長。
性格
明るくほんわかとした性格。
経歴
未知の物質を生成できる実験器具を守る者、エルメラ守護団序列十二位の高位錬金術師として活躍中。
装備
鍵盤楽器の槌…ピンク色のショルダーキーボード。後述の高位錬金術を発動するために使う重要アイテム。
増殖水球の槌…周囲に大量の水玉を召喚し、爆破させることが可能になる攻撃用術式が記録された槌。
能力
瞬間移動、時空の歪みを観測する能力…いずれもヘルメス族なら誰でも使える能力。
霊異音楽術式…リオが楽器で音色を奏でることで発動する術式。演奏する曲によって効果が変わり、味方の強化や相手の弱体化及び弱点の付与、回復などが可能になる。その効果は敵味方問わず広範囲に及び、個体差もあるが演奏終了から平均して10分間持続する。ただし、演奏者は効果を受けない。また、左右両手で別の曲を同時に演奏することもできる。
増殖水球術式…視認できる空間の空気中に含まれる酸素を水玉に変換させ、爆破する攻撃用術式。
水膜吸収術式…演奏中に受ける攻撃を防ぐために開発した術式。術者の周囲に薄く透明な膜を張ることで、敵の攻撃の威力を吸収する。
補足
任意のタイミングで別人格のスシンフリと交代できるのだが、今回は交代禁止にする。
戦闘実験参加の経緯
黒い立方体が浮かぶ様子を、ピンク髪のヘルメス族少女リオは薄い灰色の岩に腰を落として眺めていた。
未知の物質を生成できる実験器具の守護任務終了まで残り1分。あと少しで別の守護者が交代でやってきて、実験器具以外なにもない洞窟の最深部で過ごした退屈で平和な時間が終わりを告げようとしている。
そんなことを考えていたリオが瞳を閉じた瞬間、洞窟の中で聞き覚えのない女性の声が響いた。
「おめでとうございます。あなたは私の戦闘実験の被験者に選ばれました。あなたは今から私が用意した刺客と1対1で戦っていただきます」
妙に神々しい声を耳にしたリオが瞳を開け、周囲を見渡した。だが、そこには誰もいない。周囲の時空が歪みだしていることは分かるが、気配を感じることすらできない。
おそらくこの世界とは違う存在が干渉しているのではないかと推測している間に、リオは思わず目を見開いた。いつの間にか自分の体が白い光に包まれている。
そして、リオは一瞬で別の世界に転移した。
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