第5話 エブリスタ様

※個人の体験と感想です。


期待を胸に扉を開けると、そこは永遠と繰り返される地獄絵図であった。


次の扉に手をかける。

また同じ情景だ。


新しく作られた世界へと繋がる扉が、また生成される。

この先も同じ情景なのだろうと、伸びかけた手が止まる。


扉の頭上に掲げられた標識には、他の扉と同じように『宣伝』の文字が含まれていた。


『エブリスタ様』の屋敷にある『コミュニティ』の感想です。


作品を宣伝するトピックや、雑談をするトピックがありますが、更新頻度の高いものは宣伝のトピックです。


そして、この宣伝ルームなのですが、マクロを組んでいるのか一番上に表示されるように、同じ作品が永遠と書き込まれています。


やはり、一番上に表示されるのは読まれるという点で重要ですからね。


ただマクロっぽい書き込みと、手動っぽい書き込みのマウントの取り合いが、永遠と繰り返される地獄絵図になっているのです。


掲示板形式の『コミニティ』でしか、自発的に宣伝できない為、必然ではありますが、荒廃する世界という感じがします。


ランキングを見る感じ文学的なものが、好まれる傾向にあるような気がしました。


宣伝のトピックを覗かなければ、同じ趣味の人と気軽に話せるので、楽しい場所です_φ(・_・

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