妖怪ファンタジー作品です。初っ端からワクワクする展開で読み応えがあります。執筆頑張ってください。
意味深なタイトルで綴られる和風ファンタジー。何と主人公は「ひょうすべ」です。本作の見所はその文章の素晴らしさです。文芸調の重厚で美しい表現に加え、手に汗握るバトルシーンが堪りません。勿論妖の伝承も盛り沢山。文句なしの和風エンタメ作品です。物語の世界観も良き。なんと現代(?)が舞台です。しかも敵役の設定も秀逸。IF&ファンタジーでワクワクさせる展開の連続は読み手を飽きさせません。その作品世界に引き込まれること間違いなしの良作です。是非是非~
「ひょうすべ」という河童の一種が主人公です。すでに、この段階で普通じゃありません。普通じゃない展開はもっと続きますが、詳しい内容はもったいないので、ここでは伏せます。言及しておきたいのは独特な文章です。現代の話であるにも関わらず、まるで絵巻物を読んでいるかのような印象を与えます。登場人物が妖怪だからということもありますが言葉選びから雰囲気を味わえます。是非読んで確認してください。
異世界ファンタジーと言えば西洋……。西洋の神々、女神、精霊。妖怪、物の怪。亜人種達が主体な冒険物語は多々あると思う中で、日本古来からの神々、精霊、妖怪、物の怪等を登場させた和風ファンタジーで御座います。その上大変に読みやすい物語なので、ぜひお勧めで御座います。
何とのバトルかは内緒だよ。