第33話

暇だ。あ、この間のお家デート回は終わりましたと作者が言ってました。あー、幸せだったな…。ちなみに夕飯は生姜焼きとご飯と味噌汁でした。美味しいー! って食べるさくらかわいかったなぁ。俺も当たり前にしないで感謝して食べないとなぁ。ってか、夏休みって暇じゃね? 課題? …やるけどー、四六時中はやってられないって。さくらに負けるかもなー。


\ピコン/


お、さくらのこと考えてたら連絡が!


“よ! 史人何してるー? 暑いし、暇すぎて溶けるかもしれん!! ゲームでもやんね?”


智…。あ、ゲームねぇ。楽しそうだな。


“俺も暇してた。ゲームいいな、智ん家? 俺ん家?”


ん? 課題終わってから遊ぶんじゃないのって? 小学生の時まではそうだったけど、中学・高校はある程度は遊んでOKになってるんで〜。


“おー、やった!! どっちの家でもー! たくも誘おうぜー”


おぉ、たくとゲームか。新鮮だな。どっちの家でもなら暑い外には出たくねぇな。


“じゃあ、俺ん家。たくも誘うの賛成。”


今日は母さんも出かけてるし、誰かと遊んだら〜とか、お家に呼んでいいわよ〜とか、いかにもさくらを呼べと言わんばかりだったからな。智とたくを呼ぶのも有りだな。


“了解、何か買ってくー! いつ行けばいい? たくは誘った、連絡待ち〜”


“別に何も買わなくていいよ。もう来て大丈夫。”


“まじ? 俺は買ってく気満々だから買うけどね??? 了解、行くわー!”


いいやつなのにうざいってさすが智…。


“おぅ、ありがとう”


“ほーい、今行くぜぇ!!”


…よし、返信しなくていいな。ちょっと準備するかー、ゲームどれやんだろ。繋いどくかー。さっきまで暇だったからいつもより楽しみだな。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る