魔法教師ミジョ・ニキ
蛍火(ケイカ)
第1話
?「はぁーあ今日も学校かー...あ、どうも私この小説の主人公兼語り部ミジョ・ニキと申します。僕は学校で数学教師をしております。」
そうして僕は台所へ向かった。まずは目覚めのコーヒーを入れる。
ミジョ・ニキ「これが目覚めには効くんだよなー。さてと朝ご飯食べて、歯磨きして、着替えて、準備して、うーんやる事がいっぱいあるなー。そうだ!こうしよ。」
言い忘れておりましたが、僕は魔法が使えます。
ミジョ・ニキ「ブランドバインド!」
この魔法は縄を扱う魔法です。これで一瞬にして...ってちょちょちょ!??コーヒーにあたるー!!!
ミジョ・ニキ「あぁ...僕の大事な生徒達に渡すプリントが...あ、半分だけ無事だ。えーと僕の受け持つクラスはちょうど半分が女子で半分が男子...男子の分はいいやー。」
さてとなんだかんだあって準備はできた。出かけるとするかな。ま、これも魔法使えば一瞬なんだけどね!
ミジョ・ニキ「ウィンド!」
これは単純に空が飛べます。ド○え○んのタ○コ○○ーみたいな魔法です。
て事で大体10分ぐらいで着きました。
ミジョ・ニキ「到着ー!!!」
女子生徒「あ、ミジョ先生おはようございます!」
彼女の名前は透、定期テストでは毎回1位を取っている秀才だ。さらに周りの人に気遣いもでき、その性格もあるため学校では生徒会長を務めている。しかも容姿端麗、非の打ち所がないとはこの子のことだろう。
透「ミジョ先生今日もお早いですね。さすがです。」
ミジョ・ニキ「あ、透さんおはよう。君も早いねーまだ7時半だよ。(あー可愛いなー今からにでも襲いたい。はぁはぁ。)
透「いえいえ、そんなことないですよ。ところで今日は曇り空ですね。先生は空飛ぶから帰り大変じゃないですか?」
ミジョ・ニキ(あーやべ可愛い、どうしよっかなー。やっぱ心配させない方がいいよなー。)「ううん、大丈夫だよ。いざとなったら電車乗ればいいしね。」
透「そうですか!さすが先生です。」
ミジョ・ニキ「あはは、そんなことないよ。」(あー褒められちゃったよ。嬉しすぎるなー。よし今期の成績全部5にしよう。そうしよう。)
さて職員室いってと。
ガラガラガラ
?「あら、ミジョ先生おはようございます。」
僕が職員室に入ると下の方から小さな女の子の声が聞こえた。校長先生の声だ。
ミジョ・ニキ「校長先生!おはようございます。」
この方は校長先生であり我が校の設立者のお孫さん永山幸子。なんだが、少しおかしな点がある。それは外見だ。彼女は12歳で体の成長が止まったらしい。理由は不明だ。そして今日まで136年間12歳の姿のままなのである。
ミジョ・ニキ「今日もお綺麗ですね。今日も一日頑張りましょう!」
永山幸子「うぬ!」
12歳はなー僕のストライクゾーン外なんだよなー。あと1年あればなー。
あ、今日授業で使うプリントコピーして男子の分に回せばいいじゃん。今気づいた。でもなー面倒だなー。やっぱやめた。僕はそんなことを考えながら自分の席に着いた。すると隣の席の男の背の高い先生が話しかけてきた。
?「あ、ミジョ先生おはようございますー。今日は天気悪いですねー。」
少しイントネーションのおかしくマヌケな声だ。彼の名は江川雨鬼。最近就任してきたばかりの若い先生だ。国語の担当をしている。一見優しそうだが怒ると怖い。名前のように鬼の様な形相で怒るらしい。こんな怖い先生にはなりたくないね。
ミジョ・ニキ「おはようございます。江川先生。確かに曇り空ですねー。帰りの足は大丈夫ですかね。
江川雨鬼「まだ曇りですし、 大丈夫でしょう。さてもうそろそろホームルームの時間ですね。いやー朝は時間の流れが早いですね。」
ミジョ・ニキ「そうですねー。では移動しますかね。」
僕は3年2組の担任であり、学年主任だ。やっぱ僕は優秀だからなー。
ガラガラガラ。ドンッ!
僕の頭に黒板消しが落ちてきた。よくもまあこんな古典的な罠を...
ミジョ・ニキ「誰だー、これ設置したのー。」
?「あははは!!!意外と先生もマヌケなんですね。僕ですよ僕!」
ミジョ・ニキ「まーた青山、お前か...懲りないなー。」
この子は青山凛太郎、成績は下の中、クラスの人気者だが、イタズラっ子である。そういえば先週も落とし穴掘られたっけなー。
ミジョ・ニキ「青山、お前は確かにクラスの人気者である。だがな、先生はお前の事が大っ嫌いだ!今日はもう先生も堪忍袋の緒が切れたよ。お仕置だ。こっちに来なさい。」
青山凛太郎「おいおい、まじかよー。先生、俺が悪かった。だから許して?お願い!」
ミジョ・ニキ「嫌だ。」
僕は体から真っ白のオーラを出し全てを手に集中させる。
ミジョ・ニキ「ストロング」
この魔法は単純に体を強化する魔法だ。僕の真っ白な綺麗な手が青山の頬を強く打つ。その後青山は気絶した。
ミジョ・ニキ「えー、みんなも先生に逆らったらこうなるから気をつけてね。じゃあ、出席とるぞー。青山!おい青山いつまで寝てんだよ。起きろ!ヒール!」
そうすると青山は立ち上がった。そして青山の頬は何事も無かったかのように腫れが引いた。
ミジョ・ニキ「青山、出席だ。青山!」
青山凛太郎「は、はい!」
ミジョ・ニキ「よしじゃあ次...」
出席確認が終わった。
ミジョ・ニキ「えー全員出席かな。まあ、今日は1時間目数学だからちゃんと準備しておくようにね。これでホームルーム終わります。今日も一日頑張ろう!」
---------------------------------
すみません。これ1話じゃ終わらなさそうなので、ゴッドコンビネーションズと同時連載にします。頑張りますので応援よろしくお願いします。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます