幼馴染みに嫌われるが、全く身に覚えがない!

闇野ゆかい

第1話幼馴染みとの関係

幼馴染みと言えば仲がよくて互いの家に行くみたいな感じだと思われるが俺の幼馴染みというと俺を毛嫌いしている。


学校中に広まってしまった関係。俺、香河春と神前東江は幼馴染みであるが仲が悪い。

そんな噂が広まった学校で今日も時間が過ぎていく。

「はるっちよーいつから東江ちゃんと仲が悪いの」

「いつからだろう。中学のときまでは仲がよかったよ」

「へぇーそうなんだ。はるっちが何か悪いことしたとか」

前のめりになりながら聞いてくる茅透。

茅透は俺の親友で勉強やスポーツができる爽やかイケメンだ。

「それが思いあたるようなことがないんだ」

頭を抱えながらこたえる俺。

そんな話をしてると学級委員の花屋心彩(みさ)が話に割り込んでくる。

「去年、彼女とかいなかった?」

「彼女ならいたじゃん。はるっち。遠野さんがいただろ」

「ああ。でもそれがどうしたんだよ」

「彼女のことじゃない。それじゃないかな」

そう言って心彩がさっていった。

そう言えば遠野さんのほうから別れを告げたな。

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