8/13 物語豊富な北欧の東端 『物語フィンランドの歴史: 北欧先進国「バルト海の乙女」の800年』

  今日はなんかもう一度読みたくなった一冊を。


『物語フィンランドの歴史: 北欧先進国「バルト海の乙女」の800年』

著者 石野裕子


 本書はその名の通りフィンランド史を一冊にまとめたものなんですが、他の物語シリーズ(中公新書)と比較して読みやすい部類に入ります。

 フィンランド史は北欧の大国スウェーデンと、言わずもがなの大国ロシアの狭間で立ち回る中小国の物語です。時に武力で、時に外交で生き残っていく様はまるで祝福された国家のようでありながら、内戦や思想、言語対立といった側面を持つフィンランド、惚れずにはいられません(え?)。

 感動度は★★★★。フィンランドといったらムーミンしか浮かばないという方は是非一度ご購読ください!

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