8/11 王、皇帝、天皇とは何なのか? 『君主号の世界史』

 今日は友人と戦略シミュレーションゲームで戦ってまして、一冊読み切ることができませんでした。ということで前読んだ本を紹介していきます。


『君主号の世界史』

著者 岡本隆司


 本書では中国、ヨーロッパ、中東、日本における君主号が歴史的に如何なる意義と効力を持っていたのかを考察していきます。

 特に中国における「皇帝」号の意義が変遷していく様は非常に興味深いものでした。やがて一人であるべき皇帝号が並立したり、決して同格があってはならないが、西洋列強に対処する為新たな称号を開発したりなど、非常に面白かったです。

 また天皇と将軍の君主としての関係性、特に外国から見た日本の君主像なども書かれていたので、日本史好きにもおすすめです!

 感動度は★★★! ペルシアにおけるシャー、日本国大君等々に興味があればオススメです!

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