転生したらヘビだったの?! ~可愛いチート子供たちと一緒に魔王を目指すよ!~
E・S・O
序章・魔王降臨
第1話 魔降の日 ①
【サポートシステムEX、起動します】
もう着ていたかしら? 異世界「ナクラログ」に!
でもよ、暗い! 暗くって何も見えないよ! まさかまだ胎児なの?
まっ、待てよ。確か、10才の女の子を設定していたよね。まさか、視力がないの!? それなら、まず、目を閉じて……
1、2、3、4,5。次に、目を開く。前後の暗さの程度が些細な違いがあった。つまり、視力の問題がない。それじゃ、今の状況は一体何よ!
【マスター、指示をしてください】
あぁ! そうだ。「サポートシステム」で状況を確認しよう!
「サポートシステム」では、この世界「ナクラログ」に生きる生物が自分のステータスや、スキル、そしてマップなどを確認するためのシステムだった。さらに、魔物やアイテムなどの図鑑、そして職業の進化系統樹を調べる便利な機能がある。まるで現実世界のネットゲームのようだ。このシステムはこの世界に選ぶ一因だったよ。
そして、私の「サポートシステム」のバージョンはEXだよ! 自分だけでなく、周り5キロ以内にいる相手のデータさえも確認できる。さらに、図鑑、世界マップ、そして進化系統樹が既に全開の状態になったよ! もちろん、この世界に存在すべきではないチートのようなシステムだ。どうして私はこのようなものを持つ? それはヒ・ミ・ツよ!
まぁ、今すぐ状態と周りを確かめよう!
【ナクラログ864年 魔降の月 31日 21:30:03 リグナクス地下大迷宮B9 名前:なし 種族:へび 性別:メス レベル:1 種族ランク:1 種族レベル:1 種族値:1.0 HP:1 SP:0 攻撃力:1 精神力:1 防御力:1 魔法防御力:1 素早い:1 状態:孵化中】
なにいいいいいいいいい!!!
つまり、私は今、卵の中にいるの!! えい! 何? これは? 何のこと?
まぁ、落ち着け! 今はできることをすべきだ。これまでのこと思い出してみよう!
私の名前はミルリアナ。様々な世界の上の頂点という神々に住む世界・神界の者であった。つまり、私は女神そのものだった。
神界は様々な世界を統括・管理するため、色んな部門がある。私は仕事をする転生課では、意外死亡者の魂を他の世界に送る部門である。すなわち、転生することである。そして、私は転生課の全般責任を負う課長だったよ!
普段の好みはネットゲームであった。しかし、神界はそういうものがなかった。あれは地球という現実世界のものだった。ネットで仮想世界を作り、人々が幻の世界に冒険している。ゲームを遊べないため、たまにネットゲームのプレイヤーが意外死亡したら、必ずそのゲームのことを聞く。これについて、意外死亡部の部長・アレクス様が何度も叱られていた。
神々は毎年に10日間の休暇がある。それについて、ゆっくりと休む神がいった。下界に転生する神もいった。例えば、去年私は休みを取って、現実世界に20才の女子大生に転生し、丸10日間で十二分にネットゲームを遊んでいた。
先日は今年の休みを取って、この「ナクラログ」という世界に転生を決めていた。この世界のことについて、ほぼ半年間に「ナクラログ」に意外死亡の人が転生課に来ていた。正直に言うと、このようなケースが極希少だった。現実世界以外の世界にほとんど意外死亡がないため、そのケースの資料をきっちりと読んでいだ。「ナクラログ」はネットゲームとそっくり世界であった。そして、「ナクラログ」にいる時間の流れは神界と大きな差があっている。
様々な世界、時間の流れもいろいろ。現実世界と神界がほぼ同じだった。「ナクラログ」にいる時間の流れは、神界の3650分の1であった。すなわち、ここの10日間は「ナクラログ」の100年だよ!100年間、存分にゲームのような人生を送られるよ! 何と素晴らしい世界だよ!
これは、事情の全般だった。しかし、私が設定していたのは、種族は人間の10才の少女だったよ! そして、不老不死、超回復、成長限界突破などのチートスキルのはずだったのに! どうしてヘビになったのよ!!
【メールが届きました。今すぐ読みませんか?】
メールなの? 誰からの? 一応、読でみよう。
『ミルリアナ課長:大変申し訳ございませんね~ あたしはあなたのチート設定と普通の転生者と間違いましたよ~ ヘビになって、あの世界で楽しみましょう~ そして、あたしを叱ることを反省してくださいね~ ……』
へカトリア!! お前の仕業か!!! このぶりっ子は転生課の一般社員であった。彼女が先月に、転生者に対し説明不足や、仕事を怠るなどのクレームは何件が起こった。私は課長として、普通の説教をしていった。どうしてこれほどに憎むのよ!!
イヤ!! 待て!! 転生の書類は確か、責任者の確かめないと、変更できないよね!! メールはまだ終わらない、続き読んでみよう!
『この10日間はね~ あたし大好きなアレクス様と一緒に楽しんで日々を送るよ~ そして、あたしは間もなく課長になれるよ~ それじゃ、ヘビとして、体を大切にしてくださいね~ 次期転生課課長・へカトリア』
アレクス!!! お前も共犯者か!!! 私を図ったな!!! ちくしょうおお!!!
頭が痛い。これからどうしょう? もう誰でも信じたくないよ。早く神界に帰り、あいつらをぶっ殺せ! でもよ、神として、私闘は禁止だった。たとえばあいつらの陰謀を暴くと、ただ30日くらいの監禁刑だけだよ。
あぁぁ!! どうしてこんなにひどい目に遭った以上、ちゃんと理性を守れるの? 神そのものが怒られないのかな?
つまり、今残っているのは、こっそり持ってきた「サポートシステムEX」しかないよね。
「ポキー」と音がしていた。これは、光?
細い裂け目から、些細な光が見える。
【孵化完了しました。今は外に出ることを可能になります】
まぁ、ヘビのこと既に変更できない事実だから。一応外に見よう。なんとかなるさ!
ヘビの体でどうやって動くかな? 頭が動けるの? 右、左、右、左。 ようし! 動けるよ! 頭で裂け目に押す!!
「ポキーポキー……」と裂け目が大きくなっていた。このままにしよう! もう一撃をやろう!
今回は渾身の力で一番大きい裂け目に突き当たっていた。
「パリン」という音が響いていた。殻が割れていた。
ここはどこなの!? 目が見えるけど、また暗いよ! そして、この異常な湿度は何よ? でもよ、何か気持ちいい! ヘビの体だからね。 もう一度、状態を確認しよう!
【ナクラログ864年、魔降の月31日、22:02:44、リグナクス地下大迷宮B9 名前:なし 種族:へび 性別:メス レベル:1 種族ランク:1 種族レベル:1 種族値:1.0 HP:9 SP:2 攻撃力:4 精神力:2 防御力:3 魔法防御力:2 素早い:4 状態:正常】
【スキル:毒の牙LV1、
「女神化」って何! 女神の姿に戻れるの!? 早く確認しよう!!
【スキル女神化:12時間以内に女神の姿と力を取り戻します。一度使ったなら、30日に使えない状態になります。SP消耗:5000】
5000だとおおおお!!! 今のSPはただの2。5000では、いつまで達するかよ!!
それじゃ、使えるスキルから試そう! 暗視を発動!
うわ!! 周りがはっきり見えた! ここは、本当に暗く湿っぽい洞窟だよね!
次に、適当な相手を探して、レベルを上げよう。こんな場合にも冷静さに保たれ、ゲームのようにやり続けること。私たち神は本当に不思議な存在だよね。
では、移動しよう!!
……
そういえば、ヘビはどうやって移動するかな? 確かに、背筋を動かし、S字に曲げて、さらに、腹筋の力で前に這う。この一連の動きを繰り返すよね。 でもよ!! 背筋と腹筋はどこなの!!
一応、試して見よう! まず、背筋を! S字に! 次、腹筋を! ダメ! あそこは胸! おかしくなるよ! もっと下に、前へ! やった!! 成功した!! もう一度しよう!!
…………
10分ぐらいの時間を経って、もう上手に移動できるよ!! やはり私は天才だ!! 次は、獲物を探そう! マップ探索!
【周囲の魔物:6時間方向 300メートル ネズミ3体 LV1 LV2 LV1。8時間方向 380メートル カエル2体 LV1 LV1。マスターの種族ランクを超える魔物について、索敵不能になります】
種族ランク? 進化のことよね。冒険者の転職のようなものだ。つまり、種族レベルがある程度に達すると、次の種族に進化できるよね!
ネズミとカエルか。ネズミが苦手で、カエルをやっつけよう!
マップがあれば良かったね。8時間方向に這っている。
きゃっ!! 何かが背中に落ちった。 これは、洞窟の天井から落ちった水か! ビックリしたよ!
【スキル暗視LV2に上がりました】
おう! よく見えているよ!! どうやら、スキルの使用に通じて、スキルレベルが上がるよね!
続けて前へ進って、カエルの姿が現れていた。私より小さい、どこでも見える緑色のカエルだった。戦う前に、相手の情報を確認は私の原則であった。
【名前:なし 種族:蛙 性別:オス レベル:1 種族ランク:1 種族レベル:1 HP:3 SP:1 攻撃力:3 精神力:1 防御力:3 魔法防御力:1 素早い:3 状態:正常 スキル:暗視LV1 体当たりLV1 ジャンプLV1】
【名前:なし 種族:蛙 性別:オス レベル:1 種族ランク:1 種族レベル:1 HP:3 SP:1 攻撃力:3 精神力:1 防御力:3 魔法防御力:1 素早い:3 状態:正常 スキル:暗視LV1 体当たりLV1 ジャンプLV1】
ステータスは全体的に私より劣っている。1対2でも勝算がある。でもよ、ヘビはヘビらしくで、奇襲するよ!
私は岩石の後ろから遠回りし、見つかられない上に、蛙たちの後ろに着ていた。
これで準備オーケーよ! 背筋で体をS字になり、攻撃態勢を取って……
用意―― スタート!!
前に飛び出し、一匹のカエルの首にかみついている。もう一匹が後ろに振り返していた。逃げたいの? 甘いよ!
しっぽでカエルの足元に振り、つまずいて倒していた。
毒の牙発動!牙から毒液を直接にカエルの体に注射している。カエルの四肢が
【カエルが死亡しました。5EXPを獲得しました】
それじゃ、もう一匹を始末しよう! 身を回して、カエルを体で縛っている。
カエルの目か? 何? 見逃してください? バカバカしい! ここは私のゲームだ!
カエルの首にかみついている。毒の牙発動! 縛られたカエルが藻掻く力もなかった。恐怖な顔で死を待つしかなかった。
【カエルが死亡しました。5EXPを獲得しました。レベルが2に上がりました。種族レベルが2に上がりました。スキル毒の牙LV2に上がりました】
ようし! これでレベルアップ!!
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