第14話 ひとつとなりしもの、光と闇の洞窟、『ソフィーの世界』に包まれて
隔てられた境目の向こう、カオル、オオカミ、ホウ、ミラは勢揃いしていた。
童女武闘家ホウ「触ることができたって?」
細マッチョ中年アサシンミラ「幸運だったわ。フェザータッチ。もっと激闘死闘で、いなくなるものが出ていておかしくなかったのだから」
聖女風女聖騎士カオル「そもそも物語をどうこうしようというのが間違いのもとだったんだ。物語は物語に返すべきだ。それで、どうだった?」
細マッチョ中年アサシンミラ「最後と出会ってみないとはっきりしないけど、やっぱり有名どころみたい。知ったから、もう大丈夫」
ここで宣言しておく。論理的に間違っているし、倫理的にもあいいれるものではない。
涙が一滴、こぼれた。
それは儀式的で決定的だった。
女魔法使い男剣士オオカミ「もっと物語としての厚み、盛り上がりが欲しかった」
聖女風女聖騎士カオル「仕方がないよ、限られていたんだから。そういうのは外伝異伝がやってくれるだろう」
仄暗いスペースで、こういうところでのとっておきのご馳走に舌鼓、場を和ませるように歌ったり、歓談に花が咲き、じゅうぶんに寛いだ。
「いこう」
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