第12話 琳榎ちゃんとりんた兄 2
火曜日。
りんた兄がどうしても小坂さんに会って思い出したいと言うので。
どうしても!!!
と言うので!!!
学校の門の前で待ってもらい、
小坂さんに会ってもらうことにした。
小坂さんにいいか聞いたら、
「もちろんgoodです!!」
とあっさり承諾してくれた。
良かったあーー!
ーーーーーーーー
そして、2人に会ってもらった。
なんか思い出すかな?
「あ……あの先輩だったの?!」
「そっかーー!!琳榎ちゃん合格したんだー!良かったね!!」
「何の話だー!?置いていかないで!」
________________
2人の話によると、こんな感じらしい。
琳榎ちゃんは中3の時、受験する予定のこの学校の文化祭に来たそう。
そこで、強引に知らない男子に誘われていたところをりんた兄が助けたんだとか。
助けてもらった琳榎ちゃんはりんた兄に一目惚れでその場で告白。
するとりんた兄はこう言ったそう。
「君がこの学校に受かって俺の事を覚えていたら付き合うよ。」
琳榎ちゃんは、「私の名前は小坂琳榎って言います!!ではまた!!」と言って去った。
--------------------------
ほへー。
すごい話だなー。
助けたあたり俺と和泉さんに似てる?
似てないか、、、いや、似てるな。
で、2人は付き合うのか??
気になる気になる!!(女子かよ)
「2人は付き合うのか?」
聞くと琳榎ちゃんが、
「…うん。そうするよね、りんたくん。」と言った。
おお、りんたくん呼び。なんかいいな。
するとりんた兄が、
「付き合うよ。り、りんか。」
と言う。
りんた兄がキョドってる。これはレアーー!!
「そういえば、琳榎ちゃんなんで俺にクッキーくれたの??」
「あの、、それは、、」
なんだろー。
「のーじょーぼくじょーの話がしたかったからですっ!!」
「えっ?」
何で俺がのーじょーぼくじょーをしてる事知ってるんだろう?
「海斗先輩から、聞いて、、私ものーじょーぼくじょーをしてるので、、」
!海斗めー!!言うなってーー!
琳榎ちゃんの入ってるチーム、気になるな。
「どのチームに入ってるの?俺はチーム・モーニングでスカイって名前なんだけど」
「ス、スカイ?!」
え、どしたん!?
「スカイってあの有名な…?!私はまだ3人のチームで…私は『ぱんのみみ』ってチームのリーダーなんですが…」
「ぱんのみみって、最近注目されてるあのチーム!?リーダーってことは琳榎ちゃんって[フランスパン]なの?!」
「はい!フランスパンって名前でやってます!私のこと知ってくれてて嬉しいです!」
するとりんた兄が、
「一応俺もチーム入ってないけどのーじょーぼくじょーをやってるから!!話入れて!!」と言う。
琳榎ちゃんは、思いついた!と言いこんな事を話した。
「りんたくんチーム入ってないんだ!私のチームに良ければ入って欲しいな…」
「え、いいの?!めっちゃ入りたい!!入るよーー!!」
「りんた兄、良かったなー。」
というかりんた兄ものーじょーぼくじょーやってたんだな。言ってくれればいいのにな…もしかして遠慮してたのかな?
「俺ののーじょーぼくじょーでの名前はサンセットだ!!空野の空で夕焼けから取ったんだ〜!」
おー!!いいねっ!!
俺の名前はスカイだしサンセットで相棒って感じするー!!
楽しいな。
和泉さん…ホームズにも伝えよう、楽しみを共有したいなぁ。
家に帰っても俺とりんた兄はルンルンで、母の空野さくらと父の空野潤にも怖がられた。
だけど、話すと、
「良かったね〜りんたにも彼女できて…りんたから聞いたけど翔も好きな子できたんだって?」
と返された。
りんた兄言わないでようう!!
と思ってたけど、家族っていいな。
友達もいいな。
後輩もいいな。
ゲーム仲間もいいな。
楽しいなぁ…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます