第675話 白い粉
友達から白い粉をもらった
白い粉と言っても片栗粉みたいなまともなもんじゃない
なんなら、非合法な麻薬でもない
その正体は人骨だ
それこそ実際、昔は病気に効くとなれば骨を砕いて粉にして飲んでいた時代もあったそうだ
が、当然現代では骨にそんな効果など無い事は分かり切っている
では何に使うかと言えば、呪いだ
この骨は殺された被害者のもので、当然犯人の事を恨んでいるだろう
だから、これを嫌な奴の周辺に撒けば、そいつに恨み……呪いがかかるというわけだ
だが、これにも欠点があったようだ
100%すべてを嫌な奴の所へ撒けた訳じゃなかったらしい
まあ、人を呪わば穴二つと言うし、あいつよりはマシな生活が送れるだろう
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます