第478話 合戦跡地
数年前、戦国時代に合戦があった場所に体育館が建った
その合戦は有名ではなく、地元でも知ってる人はほとんどいない
しかし、その場所は開けていて、大きな敷地を有する建物を建てるのには向いていたのだろう
サッカーゴールが置いてあるグラウンドと、8面程度のコートがある体育館、そのそばに研修棟がある
最近、テニスコートを2面増設することになったとグラウンド横を整地している工事現場の男性に聞いた
それが良くなかったのだろう。工事中に地面から複数の骨が鎧などと一緒に出てきた
おはらいをして、供養をして、何事も無かったかのようにテニスコートが出来た
それからしばらくして、体育館に変な影がでると噂になった
朝、誰も居ないはずの体育館からカシャン、カシャンと金属のぶつかる様な音がする
夜、テニスコートから雄たけびが聞こえる
グラウンドを走っていると、何もないのに転ぶなどなど……
ある人物の提案で、近くに資料館が作られることになった
そこに産出した鎧や、当時の様子をかたどった人形、資料などが置かれた
それ以来、体育館では変な事は起こらなくなった
ただ、資料館の方は騒がしくなったらしいが
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