第408話 猛スピード

1車線の国道を走っていると、後ろから猛スピードで走ってくる車が見えた




ハイライトを点滅させ、クラクションを鳴らしてくる




「チッ、1車線とはいえ対向車が居ないんだから追い越し禁止なんて無視して追い越せよ……。こういう奴に限ってスピード違反するくせに追い越しだけは守りやがる……」




そう思ったが、ぶつけられるのも嫌なので路肩に寄せてハザードを付けた。しかし、後ろの車は少しスピードを緩め、俺の車に並んだ瞬間何かを叫び、すぐに猛スピードを出して走り去っていった




「なんだったんだ?」




俺はそう思っていると、後ろからもう1台猛スピードで走ってくる車が見えた




「競争でもしてんのか?」




どういう奴が運転してるのやら……




そう思って運転席を見たが、誰も乗っていない




その車はそのまま猛スピードで先の車を追いかけて行った




車のナンバーだけは見えたので、家に帰ってからネットで調べると、数日前に死亡事故を起こした車だった




「そう言う事もあるんだな……」




そう思って運転していると、後ろから猛スピードで走る車が見えた

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