第236話 笑われる

こんにちは、山内花林です。




授業が始まる直前の事です




クラスに大松さんという女性が居るのですが、そのお兄さんが妹のために忘れ物を届けに来ました




すると、「ぷっ……あはははは」という笑い声が




それにつられ、一人、また一人と笑いだしました




お兄さんは、急にクラス中が笑い出したのでポカンとしていました




先生が、「笑うな!」と怒ったので収まりました




その後、ホームルームが開かれ、何故笑い出したのかと問われました




クラスの皆は、近くの人と顔を見合わせて、困った顔をしていました




私は一人手を上げました




「私は笑っていません」




すると、クラスで笑わなかったのは私だけだったようで、結局だれが笑い出して、何故それが私以外の全員に伝播したのか分かりませんでした




結局、私もなぜか含めて全員が怒られて解散になりました




先生が出ていった後、お前が笑うからつられたんだと言う声や、いや、俺もあいつが笑うからという声が相次ぎ、それを辿って行ったけれども最初に笑った人は分かりませんでした




お兄さんに笑いの神でもついていたのですかね?

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