第112話 動物園で

動物園の飼育員をしていた時の事です




猛獣は、必ず飼育員と一緒にならないように、一旦別の部屋に追い出してから掃除をすることになっています




一人で掃除をしていた時、どういうわけか、隔離していた檻の扉が開いていました




このままでは猛獣に襲われる!




そう思って慌てて扉を閉めに行きました




しかし、檻の中に猛獣の姿が見当たりません




やばい、すでにこっちに入ってきているのか!




そう思って辺りを見渡すと、立ってこちらを見ていました




私は、恐る恐るレッサーパンダから離れました


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