第60話 ユキEND

「カスミちゃん?」




私は意識がはっきりしてくると、周りを見渡す




トイレで気絶していたようだ




うぅ、汚い床に手をついちゃった・・・




私は「ちょっと待ってて」と洗面所の蛇口を捻って手を洗おうとする




水道は止めてあるらしく、水は出ない。残念だ




「バンッ」




目の前の鏡に、血だらけの男性が映っている




「きゃーっ」




私はカスミちゃんを突き飛ばして、トイレの外に出る




すぐ側の階段を慌てて降りると、足を滑らせた




頭から落ちた私は、段々と意識が遠のいていくのが分かった




そして、目の前には白骨死体が私と同じように横たわっていた

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