せきがえ
「七海、もう移動しても良いぞ」
海先輩はそう告げると、必要最低限の物さえ無くなってしまっている自分の机をポンポンと叩きました。
「あと数日はあるじゃないですか」
「残り数日くらいならその机ではなくても出来る仕事しかないから、少し早いけど七海が使ってくれ」
「じゃ、じゃあ海先輩はナナの席を使ってください」
ナナは海先輩程ではないにしても、すぐに引き渡せるくらいには片付いている自分の席を海先輩に勧めました。
「これじゃあ、ただの席替えだな」
「ですね」
席を交換しただけのナナと海先輩はお互いの顔を見つめて微笑みました。
生徒会議事録
みんな、片付けの状況はどう? 美紗
多分大丈夫! 柚鈴
片付けのかの字も終わっていないのに何が大丈夫なのかしら? 明日香
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