げーむぷろぐらみんぐぶ
「……という設定の
ゲームプログラミング部の部長である山寺真冬先輩はワタシにはあまり聞き馴染みの無い言葉で会長に強く語りかけていました。
「面白そうだとは思うが、俺を含めた役員全員それなりに仕事を抱えているからそのゲームを集中的にプレイすることは出来ないぞ」
「むしろそれでいい。私が芹沢さんたち生徒会に依頼したい理由はこのゲームを暇つぶし程度にプレイするユーザーのデータを知りたいからなのだよ。もちろん、暇な時間が多い時に熱中してプレイしてくれても良いし、ストーリーは進めることなく街の住民として生活するプレイを楽しんでくれても良い」
話を聞いている限りでは、ワタシの知るゲームとは大きくプレイスタイルの異なるゲームのようでしたが、大規模多人数同時参加型というだけあって自由度の高いゲームであることは伝わってきました。
「なるほど。今日は俺と笑舞しかいないからすぐには返答できないが、今日中に他の役員にも話をして明日の午前中までには返答させてもらう」
「良い返事を期待しています。それでは、また」
山寺先輩はそう告げ、生徒会室を後にしました。
生徒会議事録
ゲームの話だけど、楽しそうだからやってみたいと思ったなぁ。 美沙
ロールプレイングゲームというのはあまり得意ではないけれど、それ以外の遊び方もあるというのは多少ではあるけれど、興味がそそられるわ。 明日香
育成要素があるって聞いたよ! 楽しそう! 柚鈴
皆で一緒に出来るゲームって絶対楽しいと思います。ナナ、やってみたいです。 七海
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