第39話 結菜の披露宴
「ね?何で中止なの?」
「馬鹿野郎、気付かないのか!
外見てみろ🐺🐺🐺🐺🐺
だらけじゃないかー‼」
「類は友を呼ぶってあれ👉」
結菜は光寿郎の友人達を指さす。
「そうそうウンウンって俺は
夫になるんだからいいんだ‼
結菜に飼われた🐺なんだから‼
アイツら見てみろ牙剥き出しで
ヨダレまで俺には見える。
結菜には見えないのか?
結菜はアイツらの目には
美味しそうな🐇💕🐑に見えるん
だょ‼。
危ない危ない⚠」
報告を受けたプランナーさんは
「ヤッパリそう来たか!
予想通り、作戦B」
「ハイッ!
ゞ了解」
合鍵を使い開ける、多分ドアを
抑えるであろう予想で
腕利きの警備員10名確保していた。
バババーンとマッチョの警備員が
ドアを抑える光寿郎を吹っ飛ばし
エッホ エッホ エッホ エッホ
光寿郎をヒョイと抱え上げ控え室を
出て行った。
「😩😩ハァ﹏…。」
と溜息をつくプランナーさんは
花嫁の着物を整えて
「これから先、大変で
ございますね。
でも、あんなに惚れられて
お幸せですね。クスツ」
外からは
おまいら、手出したら分かってんだろーな‼💢 ̵͞͞꜆ ͞꜄͟͟ ͟͞ ꜆ ̱͞꜄ᘆ));ˋд´ )
と大騒ぎする光寿郎の声が響く!
「作戦C決行 ‼ 行け👉💨」
エッホ エッホエッホエッホ
光寿郎は担ぎ挙げられ
マッチョメンバーに先に神前に
叩き落とされ神主さんに
説教を食らった。
「一生に一度の花嫁姿
ご両親はこの為にお育てして来た
云々かんぬん‼
もし君の娘なら安心して嫁に
出せるか?云々かんぬん‼
Etc.....Etc.....Etc.....
叱られた子犬のように
しょぼくれた光寿郎を見た
友人達は呆れながら!
「マジ、光寿郎!・・・か?(笑)」
「キャラ違うくねー」
ꉂꉂあはは
「幼稚園児じゃん。」
アハハハハ!ꉂꉂアハハハ
「クールな奴はどこいった?マジ」
「いやいや馬鹿だろ‼」
アハハハ
「いやぁでも彼女、寒に咲く
真っ白い梅の花の様だったな
beautifulポワ〜ン」
「いやぁ桃の花の様だった。
ポワ〜ン」
「ああ❤
百合の花の様だった。ポワ〜ン」
成程、独身男達は確かに危ない
🐺なのかもしれない。
式も滞りなく終わり
いよいよ光寿郎の正念場
披露宴が始まった。
金屏風の前に2人は並んですわる。
光寿郎の親族は皆顔を赤くして
扇子で隠している
・・・
特に椿は扇子で、パタパタが
激しい。
結菜の親族は( ˆωˆ )ニヤニヤ(ˆωˆ )フフフ…
その理由は・・・
なんと結菜の真ん前に
テーブルをズラシ光寿郎が座ってる?
客席から結菜を見せない作戦。
「光寿郎どけ!!」
結菜の睨みに怯みはしたが
譲れない!
「アレ禁止されたいか?」
「アレって‼」
「アレはアレ結菜は(▼ω▼)ニヤリ」
ヾ(*ㅿ*๑)ツハッ‼
「ま、まさか夫である俺が
禁止?」
「そー
そー」
結菜は胸に柔らかいものを
撫ぜていた。
さっき着替えの途中椿さんと
お義母さんから白い猫の作り物を
貰った。
薄く西陣織のようで高級感があり
柔らかい!
結婚式の時に新嫁にずっと
受け継がれ、九条家を守って
来たそうだ。
義母は光寿郎に似て美人
白い肌に真っ黒な瞳、とても
50代には見えない。
「結菜さん。
これはとても大切な物だから
大事にしてね。」
そう言われ真っ白い日本人形の
ような手で、受け取った。
それはまるで生きているかのようで
艶やかで、柔らかく、今にも
飛び出して来そうな美しい
白猫だった。
結菜は、胸に挟んだ扇子と
一緒に猫を懐にしまい
金屏風の前に座った。
光寿郎は、結菜の真ん前に座り
「結菜〜♡綺麗だァ
結菜、日本人形みたいだぁ〜♡」
そう囁く光寿郎に
「馬鹿じゃニャア
結菜も大変じゃニャン♡」
と猫様が囁いたのは誰も
知らない・・・ฅ( ̳- ·̫ - ̳ฅ)ニャン
渋々光寿郎は席に戻り会場を初めて
眺めた。
会場には美男美女それなりが
集まり・・・
晏慈は琴にベッタリ
?大夢は雪菜と?ん?
安・・・心のはずが
大夢の彼女が変わっ( ゚д゚)!て
結菜も直ぐ気づいて
「光寿郎、どうにかして
雪菜が可哀想。」
みるとつい最近仲直りしたはずの
雪菜と大夢は又喧嘩してる様に
見えた。
雪菜の恋人の筈の大夢は
某有名なお菓子メーカーの
令嬢と、イチャイチャしている。
結菜と雪菜は長崎で知り合い
行ったり来たりしながら、
親友として付き合っていた。
大夢は急に居なくなった彼女を
バーちゃんに頼み興信所を
使い探していた。
なんと大夢が探し回っていた
恋人は、結菜の親友となった
雪菜だった。
雪菜はポッンと座り寂しそうに
している。
結菜の顔も曇って来ているし・・・
結菜程では無いが雪菜も
かなり目を引く美人だ、
慣れないアプローチに困り果てて
いた。
結菜の従姉妹琴は、赤い
ボタンの花の振袖を着ていて
晏慈もデレデレしていた。
結菜の妹、陽菜もピンクの振袖を
着ていて結菜によく似て可愛らしい。
弁護士の彼氏と座っていた。
俺は結菜の従姉妹琴と晏慈に
連絡を入れた。
結菜の妹陽菜が席を立ち
琴と二人で親族のテーブルへと
雪菜をつれてきた。
雪菜はやっと結婚式を楽しみだし
結菜の妹や、そのカレシ
美乃や、優、あやちゃん達と
打ち解けて笑顔が見える様に
なった。
「光寿郎ありがとう❤」
心配顔だった結菜にも笑顔が
戻った。
「くっそぉ﹏😠
大夢の奴、結菜の結婚式なのに
結菜に心配かけやがってぇ
ヾ(╬`Д´ )ノ」
ムカついた俺は大夢を懲らしめ
る事にした。
結菜の御色直しの時大夢を
呼び寄せ👂元でつぶやいた。
「どんな理由で喧嘩してるか
知らねーが自分の彼女そっちのけ
であんな濃厚なイチャイチャは
ナイワ‼
覚悟の上なんだろうなぁ
お前らは終わったな‼
雪菜はお前を捨てるぞ‼
TheENDだ‼」
大夢は顔が青ざめていた。
「早く謝れ‼」
俺はお色直しから帰って来た結菜に
┣¨‡ ┣¨‡💛┣¨‡ ┣¨‡❤
ピンクの襟空きドレスに髪はアンデルセン童話に出てくる、姫のよう。
(((*♥д♥*)))カッカワイスギルッ💕
俺は又結菜にベタついた。
「ウワッキモ」
「引くワー‼」
光寿郎の親類は又顔を赤くした。
キモくても引かれてもいい
散々バカにされ、なじられてもいい
俺は結菜が本当に好きなんだよ!
大好きなんだ❤
愛しても愛しても愛情の
オカワリは追加、追加
俺は変態かもしれないのだ‼
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