第31話 スレ違い

光寿郎は、葉山に鏡の前に

引きずり出されゴチンとお見舞い

された。

「おい、光寿郎‼

お前の為にみんな必死なんだぞ‼

どこ行ってたんだ💢💢

なんだその格好は💥💢💥」


光寿郎は鏡をみてΣ( ̄□ ̄!!

“ウワッ“

「違う、違う今日は接待、接待‼

遊んでたんじゃねーよ‼

💋💕の顔じゃ疑われても

仕方ないけど、あ‼

(-⊡ω⊡)を見てみろアイツも

💋💕だから・・・‼」


「ん?(-⊡ω⊡)か?」


「えっ・・・と本当なんです。

一気に飛びつかれまして・・・💦」

(-⊡ω⊡)のキスだらけの顔は納得せ

ざるおえなかった。


「シャワー浴びてシャッキリ

してコイ‼」


光寿郎は、シャワーを浴びて

パリッしたシャッに着替え

イラつく葉山と椿の部屋に戻ると

結菜は赤い目を腫らせながらも

落ち着いていた。



バーちゃんは明らかに仮病だ

俺は直ぐ分かった。

バーちゃんの好きな🍇がテーブル

に山ずみされていた。

種類も色々


バーちゃんは、読書をしながら

プチッパクッ プチッパクッと甘い🍇を

食べるのが好きなんだ。

今日も食べるつもりで用意したん

だろう。


そこに会長➕仲間2人が現れて

バーちゃんと作戦決行したに

違いない。


それにバーちゃんのベッドの

向こう側に人の気配がする。

しかも美肌ファンデーション?

しかも白肌、ばーちゃんの肌白


ベッドの前に秘書がスタンバイ?

なんで?

秘書いらんくね。

ふと昼間の屁こき会長の言葉が

甦る。


「大丈夫大丈夫

その子もアンタの事好きだから・・・


家宝わーぁ

寝て

待て‼


「窮地に、追い込めば飛んで

来るよ。」

って結菜は窮地に追い込まれ

飛んできたのか?


泣きべそかいて俺の💋💕

の姿にも気づか無かったのか?


「ぁー椿疲れたょー、ドオッコイショ」

小さな声で会長が腰をあげたのか?

プップッBUBUBU﹏u


その時ベッドの婆ちゃんが

∵ぶっ﹏たまんねぇー

な顔をしている

そばにいた山根もコッチに来て

( •́ฅ•̀ )クッサな顔をしていた。


あんな見事なラッパ屁をこくのは

会長しかいない。


それに婆ちゃんが、こんななら

爺さんが来ないわけが無い

連絡すらないし・・・💦


夕方相談したのに・・・

行動早すぎ・・・


俺は会長の即実行、即行動

さすがにやり手だと関心した。


結菜は前と同じ可愛らしい顔で

「今何か音しなかった?」

と聞いてきた。


「え?💦聞こえ無かったよ。」

結菜、あれは音じゃ無い‼

屁だよと教えてあげたい❤


「皆、臭かったたね‼

じゃない、悪かったね‼


なんか上手くいってじゃない

良くなってきたよ。

心配かけたねぇー

厨房に言って甘いモノ出して

もらってお茶しなさい。」


「ああそれならお菓子を持って

来たからそれ食べよう。

皆の分も頼んでおいたから。」

光寿郎は紙袋を抱えてみせた。


べそかいていた結菜の目がバッ‼

と開き

「ウワア‼ コレ早くお店行か

ないと売れて、無いのよ!


椿さんコレクッキー生地で

アンコが薄い塩味で美味しいん

です。」


「へぇー私あんまりお菓子は

頂かないんだけど

結菜が美味しいって言うなら

頂こうかね。」


(あれ?屁こき会長は椿も

大好きって言ってなかったっケ?

会長がベッドの向こうにいるのは

必須‼自分が食べたかったのか?

昼間あーんな食ったのに?


手土産もあっただろう‼

まじ好きなんだなぁ!)


すかさず光寿郎は、

「駄目だよ婆ちゃんは‼

医者に聞かないと、ぶっ倒れたん

だし、血圧もやっと落ち着い

たんだろう?」


これはアッチで、食べようか‼


熱いお茶で食べると

凄く美味いらしいんだ‼“」


光寿郎はベッドの向こうの

オバチャンを探るような目を

して言った。


「茶葉は静岡産でたのむよ。

八女茶は会社で飲んでるから。

いやぁ日本人に生まれて

良かったー」

光寿郎はお付のメイドに言った。


「あ、あのぉー( ; ˘•ω・):」

山根は困った顔をしてベッドの

後ろを気にしていた。


クスッ😄

「森中(-⊡ω⊡)」


「はい。」


秘書の森中は天命堂の饅頭の

入った紙袋を、葉山と山根と

婆ちゃん、家政婦さん二人に渡した。



「行こう、結菜」

そう言って光寿郎は、結菜の

肩をおした。



山根はふふふと笑い


「お察しの通りです。

光寿郎さま。」


と言いながらお茶を四つ用意

しはじめた。


「会長に、ありがとうって

言っておいてくれないか?」


「はい、かしこまりました。」

山根は綺麗なお辞儀をして

「では・・・」

そう言って結菜と俺を見送った


その後すぐ


家政婦さんも葉山も

出て来た。


葉山は俺の顔を見て

「後は自分でやれ‼」

そう言いながら肩をバシバシ叩いて

去って行った。



「ねえ光寿郎あと

誰がいるの?」


「ん?なんで?」


「だって山根さんお茶を4っ

用意していたじゃない?」


「さあ?誰か来るんだろ!

その内、急須事いるんじゃないか?

飲み食い激しい人が来るんだよ

ホントに昼間もあんなに食った

のに?すきだなぁ!」



「えっ・・・昼間?」


「あ、≧(´▽`)≦アハハハ

なんでもない。

結菜帰ろう話があるし・・・」


俺は天命堂の紙袋を見せて

俺のマンションでたべないか?

と結菜を誘ってみた。


「う、うん。」


結菜を車に乗せて出ようとしたら


「おーい、ワイシャツ忘れて

いるぞー‼」

と意地悪く葉山がブルンブルン

シャッを振っていた。


俺はガン無視‼


「ね、ね、葉山さん呼んでる

ケド?」


「俺のじゃない‼」キリッ‼


「結菜、晩飯たべた?」


「ううんまだ‼」


「まだ?俺もまだ食って

ないし、どっか開いてるだろ!」


「えっ・・・💦アッ💦」


光寿郎は車を回し高そうな

レストランへと入って行った。


「えっとこんな高そうな所

お金持って来てないし・・・」


「ヤバ、本気で言ってる?」

光寿郎は結菜の手を引っ張り

お構い無しに入っていく。


「ちょちょっと・・・まつて‼」


“いらっしゃいませ“

上品な紳士が御出迎えです

蝶ネクタイに黒服、歳の頃なら

40手前か?


お席に案内されてドスン‼

(天命堂の饅頭食うんじゃ

なかった?っけか?)

光寿郎の目を見て囁く。


「結菜何にする?肉?魚?

あ‼両方だよな!?≧(´▽`)≦アハハハ」


「じゃあオレンジジュース

粒入りを・・・。」


「うん。分かった

メインは?」


「え?・・・だからオレンジジュース

粒入りだよ。」


「食事しに来たんだ

いっぱい食べろ!」


「ん?いらないよ。」


ちょっとイラついた光寿郎は

勝手に自分の分だけを注文した。


「そっかー

じゃあフカヒレスープ

にメインはステーキのコース

一人分」


「かしこまりました。」


「ああ、腹減ったー

なに意地張ってんだよ。

俺の食うの見てヨダレ垂らして

ミロ

あげないからな‼」



「オレンジジュースとフカヒレ

スープでございます。」

次はサラダが参ります

海の幸満載サラダです。」


「おー美味しそう。

結菜食欲でたか。」


「( ✧﹃✧)ジュルジュル💦

だ・・・大丈夫だよ。」


光寿郎の前にジュウジュウ焼けた

鉄板の上にはダラリンと美味そうな

🍖が横たわって🍋が添えてあり

人参や、芋パクチーやクレソン


ヨダレを止めるためオレンジジュースをゴクゴク


いよいよ、いややっとデザート

犬の飯みたいに、じっとマテ‼

状態の結菜の胃袋は活動していた。

ジュワジュワ



うわぁぁぁぁぁぁぁぁ

美味しそう。

レアチーズケーキにチョコレート

ケーキじゃーん。


ケーキのWは必要か?

声に出されず心で叫ぶ。


「どうした?結菜‼

ヨダレたれてないか?」


「いやいや大丈夫大丈夫

水をゴクゴクゴクゴクゴクゴク」



「意地張って無いで食べろ‼

金なら俺が出すから、当たり前

だろう。」


「いや‼ぜ〜ったい嫌‼」


「未だ怒ってるの?

もう二年も前だろう。

勘弁してくれよ。」


「家でなら光寿郎と食べるけど

外食は二度としない。」


「なんで?( ˘•ω•˘ ).。oஇ」


「いいじゃん。」


「じゃあアレか?外食せず

自炊するって事‼」


「いや、光寿郎以外とは外で

食べれる。

ケドッ光寿郎とは外でたべない

のッ‼」


「ん?じゃあ俺と飯食わない

って事?

(#`д´)ナンデヤ」


「・・・💦

教えないよ━━━━━━━だ‼」


「じゃあ今は腹減ってるって事‼」


「うん、ペコペコ、帰っていい

天命堂の饅頭食わせるって聞いた

から付いてきたの!」


「( ・ὢ・ )はぁ💢なんでだよ!」


「お腹、空いちゃったもん。」


「だから・・・食えよ!」


「嫌‼」


「もういいよ、出よう!」

意味わからない結菜にイライラ


「お弁当屋さんに寄ってね。」

シラ━━━━━━━━━━━‼


「あ、ココ」

結菜が止まれと言うから止まった

場所は「弁当亭」

結菜は、唐揚げ弁当、焼肉弁当

幕の内弁当を抱え出てきた。


なんかそれを見て腹が立ってきた

俺は結菜を置いて車を出した。


暫く走ったが、又Uターンして

結菜御用達の弁当屋に戻った。


結菜は本当に金がないらしく

歩いていた。


クラクションを鳴らすと結菜は

振り向いた。


「ゴメンな、ついカッとなった。

乗って・・・仲直りしたかったのに

結菜が、強情だから・・・つい‼」


「光寿郎、ごめん。

私達やっぱり上手くいかないよ。

私乗らない。


光寿郎、違う人と幸せになって‼

私じゃあ無理とおもう。

あなたは私じゃあ幸せには

ならないよ。」



「・・・💦謝ってるだろう。」

結菜と車はゆっくりゆっくり進んだ。


「光寿郎・・・。」

結菜はバス停に立ち止まり


「バスで帰るから。」

そう言った。




「勝手にシロ‼

キャバクラでいい男を捕まえろ‼

俺より金持ちのな‼」


捨て台詞くらいしないと

気が収まらない。

こっちはこんなに謝っているのに、‼

結菜は可愛らしい癖に頑固だ

なんで俺と外食を拒むのか?

。oஇわからない。


結菜に付き合うのも限界かも

しれない。

後部座席にポツンと天命堂の饅頭が

鎮座していた。


俺も30になった。

いやあと少しで31だ・・・💦

結婚、結婚、回りがかなり煩く

なってきた九条財閥ともなれば

跡継ぎは必要だ、俺にだって

それくらい分かる。



こんな時はハワイに住んでいる

爺さんに会いたくなる。

昔から爺さんと俺はよく似ている

と言われてきた、爺さんなら

どうするんだろう。




「光寿郎じゃあダメなのかい

結菜?」

光寿郎とモトサヤに戻れなかっ

た事を心配した椿さんは

結菜にきいてみた。


「好きです。

でも彼は私といると恥ずかしい

って友人に話しているのを

聞いちゃって・・・

彼が元友人と大笑いしていたんで

私といれば彼も笑われてしまうし

彼にずーっとそんなふうに

思われるのは嫌なんで


そう・・・思います。」


「何が恥ずかしいの?」


「ごめんなさい

言えません。」


「そう・・・無理には聞かないけど

私ねハワイに行くのよ。

旦那が話があるって言うから

どう?


ああ、旦那はハワイに住んでいる

のハワイに行ったまま

帰らなくて住み着いちゃったのよ。」


「え?一人でですか?」


「さあね、現地妻なる者も

居るかもしれない。

ジジイそっくりの光寿郎の事が

心配で結菜を見初めたんだ。

ごめんなさいね。

結菜‼今は結菜の事も大事に

思っているのよ。

孫と、同じくらいにね。


だから

結菜も私の付人としていかない?

気晴らしに・・・ね。」


「え?ハワイ?」


「今は、バイト生活でしょ

行きましょ‼

気晴らしになるからね、ね。」


結菜は椿の頼みだから渋々

OKをした。







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