第6話 爽やかな朝
チュンチュン…
魔王サタンの寝室にスズメのさえずりが聞こえる。寝室の真ん中には巨大なベットが配置されていた。寝ている魔物は人間の少年にそっくりで巨大なベットに似つかわしく無いほど小柄だ。
サタンは清々しい日差しに目を覚ました。つい昨日まで光りがささず、生命も寄せ付け無かった魔王城だが大魔王サタナキアが亡くなった今、城の周りの暗雲が去り、明るい光りが入る。
「スズメか…、いつか魔物にしてやるから待ってろよ」
自分にスズメを魔物にするほどの魔力が無い事は分かっていた。今は魔力をガンガン使って魔力の許容を成長させるのだ。水玉パジャマを脱いで、魔王着に着替える、真っ赤なマントがチャームポイントだ。
着替えが終わると玉座に向かった、今日はグリーンスライムを造るんだ。
「カビなら掃除しときましたよ」
ニカッと爽やかな笑顔で答えるギャバだが、こういう奴を本当の悪魔って言うんだなって思った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます