「魔物ってどうやって造るんだ？」

ただ純粋に解らなくて聞いた俺様。

一方ギャバは目を細めて「え～！」って顔してる。

「悪かったな！知らなくて！」

「あ…いえいえ、魔物はですね…色々な物や生き物に魔王様の魔力を付与すれば造れますよ、慣れれば無から造れる様にもなります」

「なるほど」

「さっきみたいなグリーンスライム程度ならカビさえ有れば魔力の大したこと無い魔王様でも作れますよ」

…わざとか？

「そういうお前の魔力はどうなんだ？」

ちょっと嫌みったらしく聞いてみた。

「私は魔王軍の軍師となる為に作られたんで魔力は殆ど有りません、魔王様よりは有りますけど」

「お前Ｓだろ…」

「そうみたいです」

「ギャバが魔物造った方がいいんじゃ無いか？」

「いえ、私たち造られた魔物にはそういう事は出来ないのです、創造の力は魔王様にだけ与えられた特権なのです」

「やっぱり俺様は天才なんだな！ハーハッハッハ！！」

天才である俺様は高らかに笑い声をあげた。

「魔石が有れば私にも出来ますけどね」

ニヤリと笑ったギャバ。…ドＳだな…。

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