真っ暗な観客席


真実

誰かがそれを言うのを

ずっと待っていた

その誰かが自分なら

もう怖れる必要なんて

何も無いだろ?

罠がさ

おれの目の前にあって

罠があると自分に言い聞かせて

そして罠に嵌る

そんな必要なんてこれっぽっちも無いんだ

さあ

あの真っ暗な観客席に向かって

溶けかけのアイスクリームでも投げ付けよう

馬鹿どもきっと泣きも笑いもしないだろうぜ


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